大気汚染物質の健康影響に関する記述として、正しいものはどれか。
(1)二酸化硫黄は、二酸化窒素より肺気しゅ(腫)を起こしやすい。
(2)高濃度の一酸化窒素は、肺気しゅ(腫)を起こす。
(3)動物実験によれば、二酸化窒素は、気道感染を起こしにくくする。
(4)心筋梗そく患者は、健康者よりも一酸化炭素の影響を受けやすい。
(5)オゾンの生体影響は、一酸化炭素のそれに類似している。(とくめいジローさん提供)
解答(4)
(1)SO2は、水に可溶性が高いので、気道の奥まで行きません。(16年度版P.34)
(2)「NOは酸素に合うとNO2となり、高濃度NO2は 肺水腫になる」から??
(3)動物実験によれば、二酸化窒素は、気道感染を起こしやすくする。(16年度版.36)
(5)COはヘモグロビンと結合。O3は、NO2に類似している。(16年度版P.37)
大気汚染物質とその指標性を有する植物の組み合わせとして、誤っているものはどれか。
(1)二酸化硫黄――――アルファルファ
(2)オゾン――――――タバコ
(3)PAN――――――ペチュニア
(4)フッ化化合物―――モミ
(5)エチレン―――――ゴマ(とくめいジローさん提供)
解答(4)
(4)フッ化化合物―――グラジオラス、アンズ、ソバ。
モミは、感受性弱いとなっています。
環境基準が定められていない大気汚染物質はどれか。
(1)ベンゼン
(2)トリクロロエチレン
(3)テトラクロロエチレン
(4)アセトアルデヒド
(5)ジクロロメタン(とくめいジローさん提供)
解答(4)
こちらのページを参照してください→http://www.env.go.jp/kijun/taiki.html
光化学スモッグに関する記述として、誤っているものはどれか。
(1)主成分はオゾンである。
(2)オゾンは強い酸化剤である。
(3)発生には、大気中の塩化水素が主要な役割を果たしている。
(4)オゾン、アルデヒドなどの光分解により、OHラジカルが生成する。
(5)炭化水素と窒素酸化物を含むラジカル連鎖反応により、発生する。(とくめいジローさん提供)
解答(3)
塩化水素 → 炭化水素 の誤り
温暖化係数の最も大きい温室効果気体はどれか。
(1)四フッ化炭素
(2)二酸化炭素
(3)フロン22
(4)メタン
(5)一酸化二窒素(亜酸化窒素)(とくめいジローさんの情報をもとに作成)
解答(1)
温暖化係数 技術と法規16年度版P.13 表1.6
(1)四フッ化炭素 6500
(2)二酸化炭素 1
(3)フロン22 1500
(4)メタン 21
(5)一酸化二窒素(亜酸化窒素) 310
SO2及びNO2の人体内での特性に関する記述として、誤っているものはどれか。
(1)SO2は、上部気道で吸収されやすい。
(2)SO2は、体内の水分と反応し、亜硫酸水素イオンと亜硫酸になる。
(3)吸収された SO2は、ほとんどが体内に蓄積される。
(4)NO2は、下部気道に侵入しやすい。
(5)NO2は、細胞膜の不飽和脂質を参加する。(とくめいジローさん提供)
解答(3)
吸収された SO2は、ほとんどが体内に蓄積される。
ほとんど蓄積ではなく、水溶性のものは 蓄積しません。