最近の環境問題を問う問題で『環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書』から出題される問題があります。さてその中でも、何を問う問題が多いのか、調べてみました。
調べる期間は、新・試験制度になった平成18年度~平成29年度までです。
ランキング形式で発表しようと思います。
第1位 公共用水域及び地下水の水質について問われる問題です。
12年間で10回出題されていました。かなりの確率で出題されています!
特に問われるのは、
・環境基準が達成されているか(達成率は○○%である)
・環境基準の達成率の低い物質は何か
・BOD 又は COD の環境基準達成率が最も低い水域は何か
などが問われています。
第2位 騒音・振動の状況を問う問題です。
12年間で3回出題されています。
特に問われるのは
・環境基準の達成状況
・騒音・振動の苦情件数
などです。
第3位 大気の環境基準の状況と土壌環境汚染及び地盤沈下を問う問題でした。
これらは12年間で2回ほど出題されています。
以上のことから、環境白書を読むときには水環境の現状のページには必ず目を通しておくべきだということが分かりました。
そして、地域の生活環境の現状のページや大気環境の現状、土壌環境の現状にも目を通しておくべきですね。
特に、環境基準の達成率などに注意しながら読み進めていく必要があると思います。
もちろん、環境白書全体に目を通しておくべきだとは思います。ただ、環境白書に書いてあることをすべて覚えておくというのは、不可能に近いと思うので、上記の部分を重点的に勉強すると効率よく勉強できるのではないかと思います。
ただ注意しておいてほしいのは、これはあくまでも過去12年分の試験問題を調べた結果なので、今年度もそうであるという保証はありません。参考程度にしておいてください。