公害防止管理者試験の合格基準は?

さて、ここでは公害防止管理者等国家試験の合格基準について説明しようと思います。

平成18年度以降より、公害防止管理者等国家試験に科目合格や区分合格制度が実施されはじめました。
そのため、科目別合格試験区分合格(資格取得)の2通りの合格のパターンがあります。

●科目別合格
科目の合格者は、各試験科目において合格基準を満たした者とします。●試験区分合格(資格取得)
試験区分の合格者は、各試験区分に必要な試験科目の全てに合格した者とします。

ちなみに、科目の合格者の合格基準ですが、試験終了後に開催する予定の公害防止管理者等国家試験試験員委員会において決定されます。今までの統計から、当該試験科目において60%以上の正解率が合格基準になる場合が多いようです。

ここで、科目別合格と試験区分合格の例をあげてみます。

科目別合格の場合

◆水質1種を受験した場合

科目名 正解率 合否
公害総論 60%以上 合格
水質概論 60%以上 合格
汚水処理技術特論 60%以上 合格
水質有害物質特論 60%未満 不合格
大規模水質特論 60%未満 不合格

上記の場合は、60%以上の正解率の公害総論、水質概論、汚水処理技術特論が科目別合格になります。3年以内に不合格だった残りの2科目に合格すれば、水質1種の資格を取得できます。(試験免除についての詳しい説明は「試験免除について」のページををご覧ください。)

試験区分合格(資格取得)の場合

◆水質1種を受験した場合

科目名 正解率 合否
公害総論 60%以上 合格
水質概論 60%以上 合格
汚水処理技術特論 60%以上 合格
水質有害物質特論 60%以上 合格
大規模水質特論 60%以上 合格

上記の場合は、5科目すべて60%以上の正解率で合格です。試験区分に必要な試験科目の全てに合格したので試験区分合格となり、資格が取得できます。

この例で取り上げた正解率の60%以上で合格と言うのは例年通りの場合なので、もしかしたら、変更になる可能性もあります。試験終了後の試験委員会の決定が出るまでは、はっきりわからないので目安しにしていただければと思います。。

詳しくは公式ホームページを参照してください。

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