フォークリフト と プラッター とリーチフォークって言葉を聞くけど、何が違うの? 全部フォークリフトじゃないの?
製造現場で欠かせない「フォークリフト」。
似たようなもので、「プラッター」とか「リーチフォーク」ってのもあります。
いろんな生産現場を見てきましたが、これらの言葉が定義があやふやなまま使われていることが多いようです。このページを検索してこられた皆さんも、同じような状況かもしれません。
生産現場やロジスティクス(物流)の分野でよく使わる、以下の言葉をしっかり復習しておきましょう。生産管理を担当される方も、よく理解しておいたほうが良いと思います。知らないと恥をかくケースもあることでしょう。
①フォークリフト
②リーチフォーク
③プラッター
の言葉の違いを復習してみましょう
①フォークリフト
爪がついていて、爪(フォーク)を使用して荷物を上下に動かすことができる特殊車両のことです。爪の上に荷物が載ります。運転者はすわるタイプのものが多いです。
②リーチフォーク(リーチリフト)
フォークリフトの仲間です。通常のフォークリフトとよく似ていますが、爪だけを前後に動かすことのできる機能がついています。一般的なフォークリフトは爪だけを前後に動かすことはできません。車体全体を動かします。リーチフォークは運転者は立ち乗りタイプが多いです。
③プラッター
ニチユ製のリーチフォークのことを「プラッター」と呼びます。「プラッター」ということばが有名になりすぎて他社のリーチフォークも混合されてしまい、「プラッター」と呼ばれちゃったりしています。本当はNGです(笑)。
そういえば、「ホッチキス」も正式名称ではありません。会社名だという説が濃厚だそうです。正式名称はステープラ―(stapler)です。
このように俗称が誤ってい大案的に使われるようになるケースがあります。
まさに、プラッターもその例であると言えますね。
ちなみにニチユは、現在、三菱重工とユニキャリアと共同で「三菱ロジネクスト株式会社」という会社を経営しています。
フォークリフトや重機など、特殊車両の業界も業界再編が激しいですね。また近いうちに何か変化がありそうな気がします。
今まで説明したとおり、それぞれの言葉には違いがあります。
でも、全ての車両を総じて「フォークリフト」と呼んでも問題ないように思います。
プラッターは商品名ですよ!ということを覚えておいてほしいです。
ロジスティクスや生産管理の分野は、技術士(経営工学部門)の出題範囲でもあります。経営工学部門を受験予定の方も是非、参考にしてくださいね。僕の技術士(経営工学部門)の合格までの道のりを別の記事にしておりますので参考に読んでみてください。