「久井の岩海」に行ってみましょう

広島県三原市久井町吉田にある観光名所&国指定天然記念物の「久井の岩海」。「いわうみ」ではなく、「がんかい」と読みますので注意してくださいね。

観光地というには、少し寂しい感じもします。というのも、我が家が行ったときには他に誰も観光客はいませんでした。でも、大きい岩や小さい岩、地下を流れる水の音・・・など自然の驚異に圧倒される良いスポットでした。応用理学(地盤関係)の専門家に解説していただけると、さらによくわかるんでしょうね。

1.アクセス

山陽自動車道 三原久井IC降ります。
その後、県道25号線を北側(世羅方面)に約20分車を走らせます。すると看板が見えますので案内に沿って右折。近くに宇根山天文台や宇根山家族旅行村(キャンプ場)等があります。

看板を見ながら進めば、迷うことなく簡単に行けると思います。

泊りになる方は、三原市街地に宿泊されるのがお勧めです。夏場は近くのキャンプ場でキャンプされても楽しいかも知れませんね。

2.久井の岩海とは

久井の岩海にある看板には以下のように説明されていました。

昭和39年(1964年)、国指定天然記念物に指定された久井の岩海は、備南最高峰宇根山(標高699m)のふもと(標高480~530m)にあり「ごうろ」とも呼ばれています。

傾斜のゆるい三条の谷間にそって、直径1m~7mの巨石・怪石が重なり合って長く帯状に続き見事な景観です。

・ぜにがめ(銭亀)ごうろ
長さ 550m 幅 65m

・なか(中)ごうろ
長さ 350m 幅 35m

・おお(大)ごうろ
長さ 350m 幅 90m

岩海は、大きな岩盤が激しい気温の変化などで割れ(節理)にそってはがれて離れ、さらに風化して、丸みを帯びた岩石となって残っているもので気候による浸食作用を示すものとして学術上大変貴重なものです。

広島市民球場の約10倍(22ha)の面積を有する、日本最大規模の久井岩海自然公園をおとずれると、聞こえてくるのは野鳥のさえずりと風の音、水音峡に立てば岩の下深く流れる水の音も聞こえ神秘的です。

久井岩海は、四季を通して人々に安らぎを与えてくれる、まさに自然のオアシスです。日本の地質百選選考委員会により地質百選(GEO100、ジオ100)にも選ばれています。

3.久井の岩海が出来るまで

久井の岩海が出来た原理について、説明してある看板を見つけたので、紹介させていただきます。地質学や気候学の専門の方向け?です。理系の方ならどこかで習ったような内容ですね。
技術士でいうと応用理学の分野になっるんでしょうね。

(1)花崗閃緑(かこうせんりょく)岩が風化
地中で風化していくという特徴があります。これを深層風化(しんそうふうか)と言うんですね。現地の看板は「風化とは何か」から説明してあり分かりやすかったです。花崗岩は風化しやすいんですね。

(2)真砂土(まさつち)が水で流される
岩が完全に風化した真砂土が水の力によって洗い流されます。このため、風化があまり進行していない岩の部分が表れてきます。これが岩海なんですね。水の谷間に「ごうろ」が表れているのは、水が集まりやすく水の力の影響を受けやすいからみたいです。

4.久井の岩海のみどころ

(1)ぜにがめごうろを上から見るとすごい!!
上から見ると岩の川が流れているように見え、本当に凄い景色を見ることが出来ます。とても迫力があり、「日本にもこんなところがあるのか」と素直に驚いてしまいました。この大迫力を是非、現地で感じていただきたいです。

(2)地下に川が流れているような水音峡
「おおごうろ」の入り口付近にある「水音峡」では地下に水が流れている音がかなり大きく聞こえます。岩に耳を付けて聞こえるレベルではなく、真下に川が流れているくらい大きな音です。「この水が浸食しているんだ」というのがはっきり分かる感じです。地球の大きな地質変化というのを肌で感じることが出来ますよ♪
ちなみに、音を録音しようとしましたがうまく録音できませんでした(笑)。ここはやはり、ぜひ現地で体験してみてください。本当に感動します。三原市のホームページによると「また岩に耳を当てると聞こえてくる流水は、その水量、その深さ、その水源、流れ行く先も明らかにされていません。まさに不思議の川瀬と言えます」とのことです。

(3)激しく割れた石を探してみてください(笑)
「ぜにがめごうろ」にある激しく割れた石。とっても凄いです。まさに亀の甲羅のよう。是非探してみてくださいね。この石は久井の岩海のパンフレットなどでも使われている有名な石です。

(4)割れた石をジックリ眺めてみてください
割れた石をじっくり見てみると、この岩とこの岩がペアだったんだなというのを見つけることが出来ます。割れた角部の状態を見ると割れたのが「最近なのかずっと昔なのか」を推定することが出来ます。角部が丸みを帯びているかどうかを見れば分かりますよね。地質学に浸っている気分になれます(笑)。

ちなみに・・・・

ベンチなどもあるのでお弁当を持っていくとよいかもしれません。ただし、日本の財産「久井の岩海」。絶対に汚さないようにしましょうね。また、想像以上に子どもたちが喜んでくれます。子どもがいるご家庭にはお勧めできると思います。

なお、この記事は以前書いた記事を再編集したものです。

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