僕が資格の中で一番好きなのは、公害防止管理者試験です。
大学の3年生の時に水質1種に合格して以降の”おつきあい”です。
僕がなぜ、公害防止管理者試験に思い入れがあるのかをまとめてみました。長文になりますが、時間のある方は是非読んでみてください。
(公害防止管理者って何?という方は、公害防止管理者とはを参考にしてください。)
1. 技術士を目指すしかなかった
私は高専出身です。当時の先生達から「技術者として生きていくのなら、博士か技術士にならないと一人前ではない」と言われていました。
今考えてみますと、ちょうど各高専がJABEE認証に力を入れていた時期なのもあったと思います(結局、僕は何の恩恵も受けられませんでした。厳しくなっただけ・・・の印象です(笑))。
当時、高専卒業した先輩が将来のキャリアプランについて説明会を毎年開いておりました。その中で、高専卒2、3年目くらいの先輩が以下のよう言っていました。
「これからは技術士にならなければなりません。私は技術士一次試験の共通科目免除のために去年、公害防止管理者を受験し合格しました」
やはり、先輩から言われると非常に説得力があります。
当時の技術士一次試験は共通科目というのがあり、地味に難関(汗)。数学、物理、化学などの科目を解かなければなりません。確かに、きつそうなので、僕も先輩と同じ経路を目指すことにしました。
公害防止管理者 ⇒ 技術士一次試験 ⇒ 技術士二次試験
ルートです!!
これを目指すしか、技術者として生き残る道はない!と思っていました。
2. なんと1週間の勉強で合格した!
大学3年生の時、公害防止管理者を受験しました。高専や大学の授業で環境工学、衛生工学などを履修していました。
そのおかげもあってか、水質の勉強はイメージがしやすかったです。結果的に1週間の勉強で合格!!
大学のパソコンルームで合格を確認した時は、小躍りして喜んだ記憶があります。あの感動は忘れられません。
このころから、公害防止管理者という資格が好きになり始めました。
それと、この資格に合格したことによって、自分って頑張ればできるんじゃないか?と変な自信がわいてきました。自分は今でいうYDK(やればできる子)のように思えてきました。
学業の面で、自分に自信をつけてくれたのが、水質一種合格でした!
3. 公害防止管理者のホームページを作り始めた
中学校、高専の時にホームページを作っていた僕。
HTMLなどの言語に多少通じていました。
久々にホームページを作ってみたいと思っていた時に、作るんなら好きな資格「公害防止管理者だよね・・・」と思って作り始めました。
まずは、水質に特化したページ「ネットで学ぼう公害防止管理者水質」というサイトを立ち上げました。大学4年生の時です。
現在では、公害防止管理者受験対策として引き継がれ、妻が運営してくれています。
4. ホームページを作りながら技術士一次試験を受験、合格
ホームページをせっせと制作していた大学4年生のころ。
技術士一次試験を受験することにしました。公害防止管理者(水質一種)に合格していたので、共通科目は免除でした!
専門問題は公害防止管理者受験時の知識と大学の講義などでかなり有利に進められました。その他の問題は技術士受験を応援するページ(現SUKIYAKI塾)の教材で勉強したところ、こちらもあっさり合格できました。このホームページの教材が非常によくまとめられており、このページのおかげで合格できたのだと思います。
そう考えると大学4年の時って、インターンシップへ行って、ホームページ作って、技術士一次試験受験して、大学院入試受験して・・・・など超忙しい1年間だったと思います。
あの時の頑張りが、今に活きているかなと思います。
最終的に、無事就職できましたし、技術士になることができました。ホームページも今でも奥さんがつづけてくれています!
5. それ以降
公害防止管理者(水質一種)、技術士一次試験の合格で非常に自信がついた私は、大学院での勉強や研究に打ち込むことができました。本当に勉強と研究が大好きでのめり込んだ2年間を過ごすことができました。大学院の2年間は勉強と、研究しかしていない・・・と思います。
それでも、公害防止管理者の資格を持っていることもあってか、就職活動も有利に進められました。そして、自分に自信がついていたので、堂々と乗り切れたと思います。
それからも、公害防止管理者の受験は細々と続けており、大学院の2年生のころ、ダイオキシン類に合格しました。それから、大気4種、大気3種、大気4種・・・とちょっとずつ取得しています。
残すは騒音・振動だけになりました。
妻にホームページ制作も続けてもらっています。これからも受験生として、ホームページ作成の補佐役として、公害防止管理者の資格と末永く付き合っていくことになると思います。
6. なぜ思い入れがあるか
以上の経験を通して、僕が公害防止管理者を好き(愛している)理由は以下のとおりです。大学3年生のころ、公害防止管理者(水質1種)に合格したことがいろんなことの「きっかけ」になっていると思います。
- 水質1種に合格したことで自分に自信が持てた。
- 自信がついたおかげで、いろんなことにチャレンジできた。堂々とすることができた
- 技術士になる道筋を作ってくれた
- インターネットのホームページを作ることで、いろんな経験ができ、社会貢献でき、いろんな人脈ができた。
そのすべてを作ってくれたのは公害防止管理者という資格です。
感謝してもしきれません。
【最後に】
今年は、科目合格制導入以来の大きな変化があります!
そうです!受験料の値上げ!
少し残念な気がしますが、みなさんこれからも、この公害防止管理者資格を盛り上げていきましょうね!!