中国に行く前に必ず契約しておきたいのがVPN!
中国では、金盾というネット規制があります。
金盾(きんじゅん)とは、中華人民共和国本土(大陸地区)において実施されているインターネット情報検閲、ブロッキング (インターネット)システムである。
全体主義の危険性を訴えたジョージ・オーウェルのSF小説『1984年』に登場する監視システム「テレスクリーン」になぞらえられたり、「赤いエシュロン」「サイバー万里の長城」「ジンドゥンプロジェクト」などの呼び名も存在する。
中国国内のインターネット利用者に対して、中国政府、特に中国共産党や政治家に不都合な情報にアクセスできないようにフィルタリングする金盾のファイアウォール機能は、”Great Wall” (万里の長城)をもじって Great Firewall(グレート・ファイアウォール)と呼ばれている
(Wikipediaより)
このため、日本で当たり前のように使用できているインターネットサービスが利用できません。代表的なものとしてtwitter、google、yahoo検索、facebook、youtube、LINEなどが使用できません。ですから、日本にいる友人や家族と連絡が取れなかったり、場合によっては仕事に支障があります。
これを防ぐために、僕は中国に行く前にVPN(Virtual Private Network)というサービスに契約しています。VPNサービスとはネット規制を逃れて、中国にいながら、あたかも他の国にいるような状態を作ることのできるサービスです。
原理は少し難しいのですあが、自分だけのためにトンネルを作って、そこでネット通信をしている。そして、中国にいながら別の国を経由してネットをしているような環境を作ることが出来る・・・と覚えていただくとよいと思います。
一応、Wikipediaの定義も貼っておきます(笑)。
Virtual Private Network(バーチャル プライベート ネットワーク、VPN)は、インターネット(本来は公衆網である)に跨って、プライベートネットワークを拡張する技術、およびそのネットワークである。VPNによって、イントラネットなどのプライベートネットワークが、本来公的なネットワークであるインターネットに跨って、まるで各プライベートネットワーク間が専用線で接続されているかのような、機能的、セキュリティ的、管理上のポリシーの恩恵などが、管理者や利用者に対し実現される。
仮想プライベートネットワーク、仮想専用線とも呼ばれる。
VPNは2つの拠点間に、仮想的に「直接的な接続」を構築することで実現できる。専用線ではなくインターネットを経由しながら機密性を保つため、IPベースの通信の上に、専用の接続方法や暗号化を乗せている。また、近年はインターネットではなく少し広がりの小さい多数の加入者で帯域共用する閉域網を利用し、そのような接続を実現する技術、もしくは電気通信事業者のサービスもVPNと呼ばれている。後者を指して特にPPVPN(Provider Provisioned Virtual Private Networks)と呼ぶこともある。
(Wikipediaより)
無料、有料のどちらとも存在するVPN
VPNサービスには無料のものと、有料のもの2種類が存在します。
それなら、当然、無料が良いでしょ!?と思いがちですが、ちょっと待ってください。
無料のサービスは絶対選んではだめです。
その理由は以下の通り。
- そもそも安定して繋がらないので意味がない
- 運営母体が「怪しい」ため、情報を「盗み見」されている可能性がある
- 運営母体が中国・・なんてことも。
ですから、無料のサービスは絶対にやめましょう。
そしてさらに、安すぎるVPNサービスも危険です。無料のサービスと同じように、安定して繋がりませんし、運営母体が怪しい会社も多いです。
ですからら、僕は少し高いですが、セカイVPNと言うサービスを使っています。このサービスは運営母体が日本の会社ですし、安定して繋がると評判です。しかも最大二カ月の無料使用期間がありますので、その間に、サービスの質を確認することができます!!
VPN以外の”手”もある!
(1)香港SIMを利用する
香港SIMを中国本土で使用するという方法があります。
中国でも使用できる香港SIMを
中国に持ち込めばよいのです!!
実際に僕も何度か使ってみましたが、非常に快適です。VPNよりこちらの方法の方が快適だと感じました。香港でSIMが購入できれば一番良いのですが、僕の場合は事前にamazonでSIMを購入しました。しかし、若干高いですけどね・・・
⇒4G高速データ通信 中国本土31省と香港で7日利用可能 プリペイドSIM
ところで、一つ注意点が・・・
ご使用の端末がSIMフリーであることが必要です!
これだけは忘れないでくださいね!!
(2)日本のスマホでデータローミング
日本のスマホでデータローミングをしている状態でも中国規制を免れることが出来ます。ただし、非常に高額で・・・いわゆるパケ死(海外でのデータローミングは非常に高額で数十万円の請求が来ることもあります)してしまうこともあります。
これはあまりお勧めできないでしょう。
海外ローミング定額のサービスもありますが数千円/日となっており、なかなか手が出るものではありません(笑)。
結論!やっぱりVPN契約しよう!
中国でネット規制を免れるために、もっともコストパフォーマンスが高いのは、やはり、VPNサービスでしょう。ですから、中国出張や旅行の前にかならずVPNに契約しておくことをお勧めします。いろんなサービスがありますが、僕はセカイVPNが無難と思います!