技術士口答試験向けの「技術者倫理」の対策に! 月刊技術士2018年11月号の内容をレビュー! 

先日、2018年度技術士二次試験の筆記試験合格発表がありましたね。

合格された方は本当におめでとうございます。特に今年は非常に合格率が非常に低かったです。非常に厳しい試験でしたので、合格された方の喜びもひとしおだと思います。

しかし、まだ口答試験が残っています!

実は、自分の試験の時を振り返ると「筆記試験合格~口答試験受験」までの期間が最も苦しかったです。いろいろなプレッシャーと緊張で胸が張り裂けそうでした(僕の体験談)。

さて、口答試験では必ず「技術者倫理」について質問を受けることになります。

先日、技術士会の月刊誌「技術士PE 11月号」を読んでいると、技術者倫理について面白い記事がありました。技術士会の公式の機関誌に書いている内容ですから、口答試験の対策にも必ず役に立つと思います。

今回の記事では、2018年11月号に掲載された「企業不祥事と技術者倫理」という田村直義さんが書かれた記事をレビューします。これから、口答試験を受験される方の参考になれば幸いです。

企業不祥事の3要因とは?

米国の組織犯罪研究者、ドナルド・R・クレッシーによると、企業の不祥事は「動機」「機会」「正当化」の3つの要因があるということです。

  • 動機:不正行為の実行を欲する主観的事情
  • 機会:不正行為の実行を可能または容易にする客観的環境
  • 正当化:不正行為を積極的に是認しようとする主観的事情

これらの要因を排除することで、企業の不祥事を未然防止できると言われています。

具体的に、最近の技術者倫理に関わる不祥事に、上の3つの要素を当てはめている表が掲載されており非常に興味深かったです。そのまま、以下に抜粋します。

具体例にみる要因

事例 ①動機 ②機会 ③正当化
完成検査での無資格検査事例 資格者(完成検査員)が足りない 無資格者が印鑑を借りれれば可能
国交省や本社の監査時には適切な対応をすれば顕在化しない?
有資格者ではない補助検査員でも実質的な検査可能
エアバッグ欠陥事例 リコールはしたくない
製造物責任を認めたくない
不具合情報は隠ぺい可能? リコール費用・損害賠償費用削減のため
製鋼所の品質データ改ざん偽装事例 収益評価の偏重
生産・納期が優先
特別採用はお客様に迷惑
品質データは改ざんや偽装が可能? 実質的に品質に問題はない

この表では、具体名は伏されていますが、「日産」「タカタ」「神戸製鋼」の問題の事が取り上げられています。どの事例にどのように「動機」「機会」「正当化」の三要素がそろったのかが興味深いです

不祥事を起こす「3要素」についての学習が、どのように技術士口答試験に役立つでしょうか?

これらの事例は、今年度の口答試験で取り上げられてもおかしくない内容です。

それぞれの事例で、どのように3要素がそろったのか、自分ならどのように3要素を排除するか? 具体的に深く考えてみましょう

自分の言葉で説明できれば、試験官に対して非常に説得力があるのではないかと思います!

僕は、この3要素の考え方に非常に感銘を受けました。口答試験の対策に役立つのではないかと思います。

その他に取り上げられていた内容

本記事の中で取り上げられてた内容で、興味深かった内容をメモしておきます

企業不祥事防止の原則

企業不祥事の防止のために、

  • 企業行動憲章(日本経団連が定めたもの) → リンク
  • 上場企業における不祥事予防のプリンシプル → リンク

等があります。それぞれ、各段階が企業倫理についてどのように捉えているか、知っておくことは、技術士口答試験の参考になると思います。

企業が取り組むべき具体的課題

  • 全社コンプライアンス態勢の第三者評価
  • コンプライアンス研修
  • 企業不祥事ケースメソッド
  • 社内不正防止ワークショップ
  • 社内不正等発覚時の緊急時対応計画

普段から以上のような内容に取り組んでいれば、不祥事を防止することが出来ます。

本記事の中での技術者倫理の定義

本記事の中では以下のように技術者倫理が定義されていました。

技術者倫理とは「技術者固有の科学技術に関する知見に立脚しつつ、法令に違反しなくとも、社会の期待に応えることを重視する技術者の精神」

このまま覚える必要はありませんが、ニュアンスは大事でしょう!

加えて、「法と倫理の違い」などもしっかり学習して試験に臨んでほしいと思います。

その他にどんな資料で技術者倫理を学習するか?

技術士口答試験に向けて、そのほかにどんな資で技術者倫理が学習できるでしょうか?

以下の資料を参考にするとよいでしょう。

by カエレバ

by カエレバ

それでは口答試験頑張ってください!

口答試験に向けて、皆さん勉強に励まれていることでしょう。

口答試験はほとんどの方が合格されますが、落ちてしまうと非常にショックが大きいです。十分に対策をすれば、ほとんどの方は合格できます。逆に、なめていると落ちてしまう。。。党いう試験です。

僕からのアドバイスは以下です。

  • 模擬試験を何回か受けてみましょう!有料の講座でも良いですし、知り合いの技術士の方に試験管になってもらうのもよいでしょう。僕は3回模擬試験を受けました(僕の体験談)。それなりの出費でしたが、自信をもって試験に臨むことが出来たと思います。 模擬試験を受けずに自己流のやり方で勉強するのは本当に危険なんです。通信講座を利用するのも良いでしょう。
  • 渋谷フォーラムエイトの近くのホテルを予約くださいね(絶対に遅刻・欠席はだめ、どんな理由でも失格です)。→ 渋谷駅近くのホテル
  • その他、SUKIYAKI塾の情報や、受験体験談をよく読んで、良くイメージトレーニングしておきましょう。

それでは、口答試験頑張ってください。皆さんの合格を願っています。

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