証券会社から【重要】と言う文字の入った封筒が届きました(僕はSBI証券を利用しています)。開いてみると手紙の内容は、「非課税期間満了に伴うお手続きのご案内」というタイトルでした。
あ、そうなんだ、2014年から始まった投資非課税制度であるNISA。今年の12月末で始まってちょうど5年が経過するんですね。
つまり、「五年経過するけど、2014年のNISA枠投資分は2019年はどういう扱いにするの」ということを注意喚起し、手続きを促す手紙なのでした。
SBI証券から2014年のNISA買い付け分の非課税終了のお知らせと、ロールオーバーの方法などの書類が届く。僕は全額ロールオーバーを選択。2014年度に買い付けた全額を2019年の枠に回します!#NISA#ロールオーバー#投資 pic.twitter.com/boXAlKnMcr
— めたのさえた (@kougainet) 2018年11月24日
5年経過したNISA枠には3種類の取り扱いがある
現在のNISA制度は、120万円が5年間非課税になっています。NISA枠で購入した金融資産で、五年経過後も保有しているものについては、5年目の年末までに取り扱いを決定しなければなりません。
取扱いには以下の3通りがあります。
- 非課税期間内に自分で売却する
- 特定口座に移管する(課税口座へ移管)
- 翌年のNISA口座に移管(ロールオーバー)
なお、翌年のNISA口座に移管(ロールオーバー)する場合、翌年より非課税対象となる資産「全て」を移管する方法と、「一部銘柄を選択して」移管する方法の2種類があります。
ロールオーバー時の注意事項
以下、SBI証券から送られてきた注意事項を抜粋します(2018年末に送られてきたもの)。
ロールオーバーを行う場合、移管するNISA預かりの2018年12月最終営業日の時価に応じて、2019年の非課税枠を使用します(本対応は2019年1月1日に実施します)。したがって、ロールオーバーされるお客様の2019年のNISA買い付け可能金額は次の通りとなります。
- 非課税枠120万円を超えてのロールオーバーは可能ですが、その場合、2019年での非課税枠はロールオーバーにより非課税枠がすべて使われるため、2019年のNISAでの買い付けは出来ません。
- 非課税枠120万円に満たないロールオーバーであっても、ロールオーバーされた分2019年の非課税枠は減額されます。
*2018年12月末の時価でロールオーバーするため、ご希望の2019年の非課税枠が残らない可能性があります。
赤字の部分は重要だと思います。特に非課税枠を超えてのロールオーバーが可能というのは助かりますね。
NISAが始まった、2014年から考えるとかなり株価の上昇が見られ、2014年に投資したNISA枠の有価証券の評価額がすでに120万円超えていると言う方は、意外と多いのではないでしょうか。そういう方は、引き続きNISA枠として資産を保有するかどうか選択が可能なわけです。
当たり前だけど2018年末に、この手紙が来るのはNISA初年度(2014年)からNISAを始めた人だけ!
凄く当たり前の話なんですが、今年の年末にこの手紙が送られてきた人って、
- NISA初年度からNISAを活用した人
- NISA初年度の非課税資産を5年たってもまだ保有している人
の2通りを満たした人に限るんですよね。そう考えると、なんかすごいなぁ・・・と思います。どんなひとなんだろうなぁ・・と想像すると、僕は以下のように感じます。
- NISA制度が始まったという情報をいち早くキャッチした人
- 始まったばかりの精度を良く調べて、自分で納得して投資した人
- 5年たった今でも当時の資産を保有しているのが当たり前の中長期投資視点を持ち合わせた人
投資を長期の視点で考えるだけでなくて、新しい制度を積極的に勉強して活用するアクティブな投資家像が見えてきませんか?
そんな人たちだけにこの手紙が来ているのだと思います。僕の所にも来ているのですが(笑)、この手紙が来ることをある意味、誇らしく感じます。
初年度からロールオーバーを経験できていることも嬉しい!
あと、僕は個人的には、初年度から「ロールオーバー」という制度を経験できたということも投資人生において大きなメリットだったのではないかと思います。
投資においても「経験」が非常に重要だからです。
実際に投資をしたことがない人と、ある人では全く投資に対する見え方が違います。行動を起こさないと学べないことって結構あると思います。例えば、株を買いという行為一つでも、
- 実際に証券会社の口座を開いた経験
- NISA口座を開いた経験
- 証券会社の口座に入金した経験
- 口座の税金の扱いを決定した経験
- 配当の受け取り方を選択した経験
- 板を確認しながら、取引をした経験
- 株主優待を受け取った経験
- 株式の分割やTOBの募集の手紙が来る経験
- IPOに応募した経験
- 時間外取引をした経験
- 立会外分売りで株を購入した経験
- 保有株式の会社が上場廃止になる経験・・・などいろんな経験をします。
そして、小さい経験から大きな経験、すべての経験が実際に経験してみて「あーーこういうことだったのか」と実感がわき、身近なものになってきます。いくら株の本を読んで勉強しても、実際に経験したのと比較すると圧倒的に差があります。
そうです、投資の世界でも経験は重要なのです。
そのように考えるとどうでしょう?
日本で初めてのロールオーバーを経験できるチャンスが僕にはあるんです。実際に僕は2014年に購入分のすべてのNISA枠資産をロールオーバーする書類を提出済みです。
そして、経験したからこそこういう記事が書けています。
2014年のNISA初年度からNISAに挑戦し、そのときの資産を現在も持っている人だけが、本年のロールオーバーを経験できる権利があります。
そう考えると、僕は投資家として非常に良い経験が出来たと思えるのです。
この経験が投資家としての僕を成長させてくれることでしょう!
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