自宅カラオケとシダックスのカラオケ事業撤退から学ぶ「変化への対応」を受け入れる大切さ

先日の記事の中で、我が家が任天堂のNintendo switch(スイッチ)を利用してお家カラオケを楽しんでいることについて記事を書きました(マンションでも可! NINTENDO SWITCH(スイッチ)を使用して「お家カラオケ」する方法と防音対策)。

話は変わって、僕は株式投資をしていて「シダックス」株を保有しています。毎年、送られてくる「シダックスのカラオケ券」を楽しみに保有していました。

そのシダックスさんですが、以前「カラオケ事業からの撤退」を明らかにしています。カラオケの名門ともいえるシダックスがカラオケ事業から撤退するというのは僕にとっては非常に衝撃でした。この影響でシダックスさんの株主優待はカラオケ券から「ワイン」を選択するようになりました。

というのも、僕が高校とか大学の頃って「皆でシダックスにカラオケ行こうぜ!」と言うのが定番の娯楽だったような気がします。ですが、最近ではどうもカラオケにまつわる様子が変わってきているのです。

その典型的な例が、「シダックスのカラオケ事業撤退」とゲーム機の利用などによる「自宅カラオケの普及」と思うのです。

カラオケだけという形態は”オワコン”であった

シダックスさんはカラオケ事業から撤退前、単純な「カラオケ屋(カラオケに特化した店)」という形態だけは生き残れない状態になっていました。それは他のカラオケ店でも同様でした。それで、カラオケ店はカラオケの個室という空間を利用して、以下のようなチャレンジをされていました。

  • 平日の昼間のランチの場としてカラオケルームを利用してもらう形態
  • カラオケの個室をビジネスユースなどカラオケの目的以外で使ってももらう形態
  • 単純に歌を一人で練習したい人向けの「一人カラオケの場」という形態

実際に私の身の回りでも、技術士二次試験の口答試験前に渋谷のカラオケ店に一人で入店して、面接の練習をしたり、気分転換のために一人でカラオケを歌ったという方が何人かおられました。カラオケの個室にはいろんな使い道があるという点に、カラオケ店が目をつけ始めているということです。

いままでの、「グループでカラオケを楽しむ」という形態以外にもチャレンジを始められていました。このころから、単純にカラオケに店に「カラオケだけをしにいく」という形態は終わりに近づいているなという感じがしていました。まさにカラオケだけと言う形態は”オワコン”状態であったのです。

オワコン(おわコン、終わコン、終わったコンテンツとも)とは、主に一般ユーザー又は、個人ユーザーに飽きられてしまい、一時は栄えていたが現在では見捨てられてしまったこと、ブームが去って流行遅れになったこと、および時代に合わなくなった漫画・アニメや商品・サービスを意味するインターネットスラングである。

正式な名称は「終わったコンテンツ」で、元々はアニメファンの間で使用されていたとされ、インターネット上で広まったのは2010年頃からと報じられている(オワコンの意味 Wikipediaより)。

どこでもカラオケが出来る時代に突入したことがカラオケ店の”オワコン化”を加速させる

インターネットの普及により、いわゆる「通信カラオケ」がどこでも楽しめる時代になました。

僕の自宅のテレビにはテレビ自体にカラオケのアプリが入っています。いわゆるアンドロイドなどを搭載した「TV BOX」にだって、カラオケのアプリを入れることができます。そして、最新のゲーム機はどのマシンもカラオケに対応しています。

こうなると、子どもから大人まで自宅でカラオケが楽しめます。更にマイクに防音機能を付けると、場所や時間にとらわれずカラオケが楽しめるようになってきたのです(写真は防音機能を付けたマイク)!

この状態が、カラオケだけのためにカラオケ店に行くと言いう形態のオワコン化を加速させていることは言うまでもないことだと思います。

試しに、自宅でカラオケを一度やってみてください。家族や友人と結構盛り上がれますよ!

日本人は「カラオケ好き」でカラオケ自体は「なくならない」

一方で、「カラオケそのもの」は無くなるように思えません。というのも、日本人は本質的にカラオケが大好きだと思います。これから衰退していくのは従来のシダックスさんの店舗のようないわゆる「カラオケだけに特化した店舗形態」です。カラオケそのものは衰退しないものと思われます。

実際に、飲み会の後の二次会とか、結婚式の披露宴の定番と言えば「カラオケ」です。また、自宅カラオケも今後もっと普及していくのではないかと思います。このように、カラオケ専門店以外でカラオケを楽しむという形態は残り続けると思います。

つまり「従来のカラオケ専門店」と言う形態は”オワコン”だけど、カラオケ人気はまだまだ続くと思います

カラオケのJOY SOUND & DAMさん等は変化に対応!

この変化に対応するために、大手通信カラオケ会社(JOY SOUNDやDAM)などのサービスは色んな形態のカラオケに対応するようにしてきました。

例えば、JOY SOUNDのホームぺージを見てみますと、以下の機器でカラオケが楽しめるようになっております。

  • PS4
  • PS VR
  • PS3
  • PSVISTA
  • NINTENDO SWITCH
  • Wii
  • NINTENDO 3DS
  • テレビ
  • パソコン

JOY SOUNDさんのホームページより2018年12月現在

こうすることで、カラオケ専門店に「行かない」層の顧客も引き続きキープすることが出来ます。このように通信カラオケの各会社はカラオケ客の引き留めに非常に努力をされていると思います。

逆にうちの子どもたちのように、カラオケに興味がなかった人たちもカラオケを始めるチャンス!ととらえることだってできるのです。

シダックスさんもこういう視点で、カラオケ店に対する逆風を乗り越えられれば良かったのですが。。。

変化を受け入れて、楽しめる者だけが生き残れる時代

このカラオケの例からわかるように、この変化の多い時代、

変化を受け入れてその状態を楽しめる者だけが生き残っていけるのだと思います。

既存の成功体験や、形態にとらわれてしまうと”オワコン化”していってしまいますよね。

例えば、少し前までは「知識があること」には大きな価値があるとされていました。でも、インターネットの普及によりほとんどの知識はググれば手に入れられるようになりました。このような時代に「ただの物知りの人」にはほとんど価値がありません。覚えることに力を注ぐよりは他のことをすべきです。知識を持っていることより「検索が上手い人(ググり方が上手い人)」の方が有用です(笑)。

「世の中の変化のせいで上手くいかなくなった」という人がいますが、それは完全に思考停止状態になっています。これから僕たちは、以下が大切だと思います。

  • 色んな変化を受け入れて
  • それを楽しんで
  • 新しいチャンスであると考える

変化を受け入れるというのはそれほど難しい事ではありません。

だって、よく考えてみれば、初めてスマートフォンが出てきたとき「これなんなの?役に立つの?」という感じでした。でも使ってみると気がついたら「スマホがないと生きていけない!」状態になっていますよね。

変化についていくっていうのは、これと同じでそれほど難しい事ではないと思うのです。意地をはらずに普通にしておくだけ・・・。

  • スマホが出たからスマホを使って何かしてみよう!
  • スマホってなんか楽しそう

それぐらいのノリだけで十分なのではないでしょうか?

受け入れて、楽しむのです。

これからの変化に対応するために

これからの日本、「外国人労働者の急増」「AIの進歩」等いろいろな変化が予想されますよね。おそらく、従来の労働の形態と近い将来の労働の形態は大きく変わってくるでしょう。

  • 店舗に店員がいなくなる
  • 自動運転の発達によりドライバ―が不要になる
  • 単純な事務作業がなくなる
  • 通訳の仕事はAIで十分!・・・など

こういった変化が起こってくるでしょう。

でも、変に意地をはらず、変化を受け入れ楽しんでいきましょう。そうすれば、僕たちが”オワコン化”してしまうことはないと思います。

その他

記事の中で、株主優待について位際しました。子ども4人の我が家では、株主優待を利用して生活を豊かに楽しんでいます(服を株主優待で購入おもちゃを株主優待で割引購入イオンでお得にお買い物など)。

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