設備のMTBFおよびMTTRとはなにか? その違いは?

以前、解説を作成した「設備総合効率」に引き続き、設備に関係する用語である「MTTR」および「MTBF」について解説します(設備の稼働率評価に使用される「設備総合効率」とは

この用語も技術士の分野で言いますと「経営工学」「機械工学」などで出題事例があります。また、技術士一次試験の基礎科目の中でも出題されていますね。

さらに、技術士の総合技術監理部門の「キーワード集」にも掲載されており、「技術者ならだれでも知っておきたい基礎知識」の一つだと思います。

また、機械保全技能士(1級、2級)にとっても重要な用語だと思います。

MTBFとは何か?

MTBFとは”mean time between failures ”の略です。

日本語では「平均故障間隔」と言います。

参考ですが、

英語で”mean time”とは平均時間、”between”は間隔、failureは”故障もしくは失敗”を意味します。このような短縮用語は元の英語の意味を覚えてると忘れにくいですよ!

JISでは以下のように定義されています。

故障設備が修復されてから、次に故障するまでの動作時間の平均値

おなじみ「生産管理用語辞典」には以下のように説明されています。

ある期間中の設備の動作時間をその期間の故障回数で割った値、すなわち平均故障間隔である。この値が大きいほど保全活動が効率よく行われていることを示している。ある故障感覚が指数分布に従う場合、MTBFは故障率の逆数となる。

まあ、このようにJISや本では難しく書かれていますが、「MTBFは平均故障間隔なんだ」と覚えてしまえば、だいたいのイメージはわかると思いますのでOKでしょう。

MTTRとは何か?

MTTRは”mean time to repair”の略です。

日本語では「平均修復時間」となり、修復のやりやすさを表す指標です。

JISでは以下のように定義されています。

故障した設備を運用可能状態へ修復するために必要な時間の平均値

そしておなじみ、「生産管理用語辞典」には以下のように説明されています。

修理が完了するまでの平均時間をいい、ある期間の修理時間の合計を修理回数で割ることによって得られる。この値が短いほど、修復のやりやすさをしめすことにより保全性の評価指標としても用いられる。一般的には、MTBF(平均故障間隔)とあわせて保全活動の効率化を測る指標として用いられる。

可用率とは何か?

最後に設備に関する用語の補足として「可用率(machine availability)」と言う言葉を紹介したいと思います。この言葉はMTTRおよびMTBFを合わせて非常によく使われます。一緒に覚えていくと大変便利です。

JISでは以下のように定義されています。

必要とされるときに設備が使用中又は運転可能である確率。可動率ともいう。

これは非常にイメージしやすいですよね。

そして、特に覚えておいていただきたいのが、以下の式です。

可用率をAとしたときに以下の関係で表されます。特にMTBFおよびMTTRとの関係に注目してください! この式は試験に出ますよ(笑)。

まとめ

今回は設備に関する用語として、MTTR、MTBFおよび可用率を説明しました。設備総合効率と併せて覚えて置くとよいと思います。、また、このような視点で設備保全計画をしていくことは技術者として非常に重要だということが分かっていただけると良いと思います。

by カエレバ

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク