合格した時の感想は、「起きた 見た あった」でした。。。。。
2018年(2017年度)に技術士(経営工学部門)に合格しました。
実は私は10代のころから、「技術士」に興味がありました。
受験時34歳、合格時35歳でした。
この資格にあこがれて欲しいと思ってから、約20年近い長丁場でした。
この資格は技術系最難関資格ともいわれる資格です。
私が合格した部門は経営工学部門という部門です。建設系部門の保有者が多い中、マイナー部門といえると思います。そんな僕が合格、登録するまでの道筋をまとめようと思います。
マイナー部門だけに、合格体験談も少ないですからね。
共通科目免除のために
当時、共通科目という科目がありました。
数学、化学、物理など基礎的な科目を復習し無ければならない面倒な科目。
この共通科目は大卒以上もしくは特定の資格を持っていれば共通科目が免除になりました。当時、私は大学生だったので、公害防止管理者(水質一種)を取得することで技術士一次試験を楽に進めることが出来ました。
なお、僕はこの時の経験を活かして、公害防止管理者のホームページを作成していますので参考にしてください.
大学4年の時に技術士一次試験(上下水道部門)合格
大学四年生の時に技術士一次試験の受験に踏み切りました(平成16年度)。
東京会場の早稲田大学に受験しに行ったことを今も鮮明に覚えています
。前年、公害防止管理者に合格していましたので、関連性のある上下水道部門は楽に勉強を進めることが出来ました。あまり勉強しませんでしたが、簡単に合格できたので、「あれ、技術士になれるかも?」という錯覚に陥るのでした。。。
社会人1年目で技術士一次試験合格(機械部門)合格(平成19年度)
大学院を卒業後、機械の仕事を始めました、そのため純粋に勉強のために、もう一度、機械部門で一次試験を受験、合格しました。
もともと機械の素地がない私にとって、勉強は結構大変でしたが、
なんとか入社1年目で合格できました。
この勉強で、機械のことがわかってきたと思います。
技術士二次試験の受験資格という意味では、必要のない受験でしたが、機械系エンジニアになるための勉強という意味で役に立ったかなと思っています。この時が一番たくさん勉強した感じです(当時のブログ)。いやー本当にこのときは一番沢山勉強したなぁ・・・。
どの部門を勉強するか悩む
当時の僕は会社ではいろんな仕事をしていました
。公害防止管理者としての業務、もろに機械の業務、設備投資の業務、その他の業務など・・・いろんな仕事を経験してきました。
そのため、機械部門が良いのかその他部門が良いのか悩むようになりました。そのため、受験資格を得てからもなかなか勉強する気になれずにずるずると来てしまいました。そんな私にとって一番良いのは幅が広い「経営工学部門」かな・・・と思うようになったんです。
でも、今考えると、悩んでいる時間ってあまり意味がないんですよね。受験資格を満たした時点で直ぐに、受験すべきだったと反省しています。
落ちてもいいから、受験資格を得た時点で受験してみる!
走りながら考える!のが本当は一番良かったような気がします。それから、受験科目を変更しても全然OKじゃないかなぁ・・落ちた経験だって無駄にならないよ!と思うのです
記念受験1回目の挑戦(平成28年度)
平成28年度は全く勉強しなかったため、ほとんど記念受験になってしまいました。結果的に惨敗。。。日本5大資格の一つとも称される、技術士試験。そんなに簡単に合格するわけがありません。翌年に向けて勉強を開始しました。
でもね、このとき落ちた・・・と言う経験が僕の心に火を点けました。
それにほぼノー勉強で必須科目合格できたし、B判定がもらえた・・・逆に自信がわいてきたんです。ですから、受験資格を得た時点で受験する・・・というのが大切だと思うんです。
2回目受験で合格(平成29年度)
(1)筆記試験
昨年度の教訓を生かし、まぁまぁ勉強しました。通信講座を受講しましたし、4月から昼休みは毎日、勉強しました(技術士通信講座)。
通信講座を受講することで、受かる論文のパターンが分かるようになってきました。これが大きかった。また、これらの教材も利用しました。
⇒技術士(経営工学部門)合格のために「ヘビーに使った」書籍紹介
なお、地味にお金がかかってしまう参考書や教材を少しでもお得に購入するノウハウをこちら(資格マニアの懐が痛む「資格試験の教材(参考書)を購入」を少しでもお得にする方法)で公開していますので参考にしてください。
通信講座では独学では分からない点に気づかされました。
僕にとっては、
問われている問題に素直にこたえること、
そして技術士らしい創意工夫を織り込むことが大切!
ということに気づかされたのがこの通信講座でした。
通信講座で勉強するというよりは、受かり方を学ぶイメージです。
筆記試験受験後、「まあまあできたなか」「いや、やっぱりできなかったかな」とふわふわした感じでしたが・・・・・結果は合格!本当にほっとしました!
結構な好成績!!AAAです!
(2)口答試験
しかしながら、この試験、筆記試験合格後が一番大変なのでした。。。。
メンタル的にも「口答試験で落ちたくない!」という思いが強くなり、プレッシャーとの戦いがハンパなかったです。合計3回、模擬面接(社内1回、社外2回)を受けました。
そしてほぼ、毎日、奥さんに模擬面接してもらいました。お金も時間もかけて、家族にもっとも迷惑をかけた期間です。
試験前に海外出張が入ったのは想定外でした。
試験当日はホテルを取って、前日入りし、受けてきました。⇒当日の様子
(3)合格発表
結果が分かるまでドキドキしました。本当に、メンタルやばかったです。全く寝れなかった感じでした。朝、5:50に起きて確認すると・・・合格!!その時の僕の気持ちがこれ!!
「起きた 見た あった」
これはかの名言
「来た、見た、勝った」からとったものです(笑)。
数日後に合格証も来ました!
そして無事登録完了
技術士一次試験に合格後、10年もかかってしまいましたが、なんとか技術士になることが出来ました。達成感がハンパなかったです。
さて、以下が僕が思う合格の秘訣です。
自己流で勉強せず、技術士の方に相談すべし。
もしそれが難しい場合は、通信講座を利用すべし。
技術士を受ける方のほとんどは、合格するための専門的知識や能力は持っている。足りないのは「受かり方」のコツである。
技術士(経営工学部門)を受ける前に相性がよい資格は?
僕自身は技術士試験(経営工学部門)に合格した後に、QC検定3級を受けました。
⇒QC検定の合格発表でドッキリ!? 絶対受かっていると思っていたのに・・・
しかし、技術士(経営工学部門)を受ける前に受ける資格としても最も相性が良いのはQC検定じゃないかと思っています。内容もかなりの部分経営工学部門とリンクしています。
QC検定3級と2級の勉強を事前にしておいて合格しておけば、技術士二次試験(経営工学部門)をかなり楽に戦えるのではないかなと思います。
僕も技術士試験を受ける前にQC検定を受けていればよかったなと、今では反省しています。現時点で二次試験を受験する資格がない方、二次試験の合格に自信がない方はまずは、QC検定から挑戦してみることをお勧めします!
経営工学や生産管理の専門家は技術士以外の資格は何を受ける?
なお、技術士(経営工学部門)意外にも生産管理部門の担当者に役立つ資格はたくさんあります。【一挙公開!】生産管理部門でスキルアップするために必要な資格一覧!!で紹介していますので、参考にしてください。
この記事は、結構頑張って書いたたつもりです(笑)
これからの僕の資格目標
何を隠そう、僕は資格マニア。
技術士に受かったからと言って、これで資格マニアが終わるわけではありません。
今現時点で挑戦したいと考えている資格はざっと以下のものがあります。
これからも技術士として、そして資格マニアとして精進していきたいと思います!
コメント
おめでとうございます。
これからが力の発揮だと思います。
コメントありがとうございます。cyapuさんも技術士なのですね。これから力が発揮していけるよう頑張ろうと思います。技術士仲間として、よろしくお願いいたします。
おめでとうございます。
経営工学の受験資格、実務経験はどのようなものですか?
二次試験の時にまとめるかと思うのですが、今後受験するときの参考にさせて頂きたいと思いまして、、、
誠に勝手で、お手数かと思いますが、ご返答頂きますと助かります。
はじめまして。
私の場合は工場管理系ですので、生産管理や品質保証の経歴をまとめました。