【台風が来ると思い出す】強風に立ち向かう愛犬「ペコ」の思い出

僕の小学校の時の話です。

近所のおじさんから「子犬をやろう」と言われました。沢山、子犬が産まれたそうです。

見に行ってみると、生まれたばかりの柴犬風(の雑種)の小さな犬たちがたくさんいます。

母親に「飼ってみたい」と相談すると、

「飼っていいよ」とのこと。

僕はとても喜んで、たくさんいた子犬の中から一番愛嬌の良かったオスの子犬を選んでもらって帰りました。

その当時、ドラえもんの映画に「ペコ」と言う犬が出てきました。

お腹がペコペコなので「ペコ」という名前の犬です。

それがコチラの映画「ドラえもんのび太の大魔境」という映画です。

余談ですが、この映画のちにリメイクされているんです。

我が家はリメイク版のDVDをもっていて、子どもたちのお気に入りです。長距離ドライブの時は決まって、このDVDを車で再生してほしいと言います。

小学生の僕は「ペコ」という名前のインパクトが強かったため、

その子犬に「ペコ」と言う名前を名付けました。

もうずいぶん前に死んでしまいましたが、

いつも台風が来るたびに「ペコ」のことを懐かしく思い出すんです。

あまりにも小さすぎて・・・

飼う準備を進めるために、母親と僕は動物病院にペコを連れて行きました。

しかし、まだあまりににも小さかったため、獣医さんから、

「もう少し母犬に育ててもらった方が良いよ」

と言われます。

小学生の僕は「今すぐ家に連れて帰りたい」という心を抑えつつ、「ペコ」のために我慢してしばらく親犬のところに預けて育ててもらったことを覚えています。

そのあと、1週間か2週間たったでしょうか、めでたくペコを引き取れることになりました。

ペコは僕に一番なついてくれた

ペコは小学生の僕に一番なついてくれました。

そして、僕にとってもペコは大の友達でした。散歩に行くだけではなく、どんな時でもいつも一緒でした。

近所に家が数軒しかない田舎に住んでいたので、

  • ペコにスケボーを引っ張らせたり(笑)、
  • ペコと昆虫採集に行ったり、
  • 一輪車を練習したり、

家に帰るとどんな時でも、僕と一緒でした。

僕が母親に怒られて泣いているときには、ペコがずっと僕の横にいて涙をなめてくれました。僕が小学校から帰ってくるとき、家の500m前くらいにさしかかると気づいて精一杯大きい声で吠えてくれる・・

今考えても動物と人間ではありますが、本当にいい友達関係が出来ていたと思います

ペコと一緒に山口県の青海島のキャンプ場にキャンプに行ったことも良い思い出です。

ペコは本当に喜んでいました。そして、僕にとっても非常にいい思い出です。

青海島の観光汽船にのっているときに、しっかりテントに繋がれて、お行儀よく待っているペコが見えたことを今でもよく覚えています。

犬も歩けば川に落ちる??

ペコの面白いところは、「頭が良くない」のかミスが多かったことです。

特に印象に残っているのは、近所の川に何度も落ちてしまったこと(笑)

「犬も歩けば棒に当たる」とは言いますが、川に落ちって飼い主に助けを求めることを何度も繰り返すようなおバカな犬を僕はこれまで見たことがありません。

そんな、おバカですが優しいペコを僕は大好きでした!!

そうそう、川に落ちただけではなく、

車に一緒に乗っているときに窓から道路に飛び降りて大変なことになってしまったこともありました(苦笑)。本当にあの時は事故にならなくて良かったなぁ・・。

ペコは台風が大好き!!

ペコは台風が大好きでした。

ペコは室外で飼っていましたので、普段は家に入れてもらえないのです。しかし、台風が来る時だけはかわいそうなので家に入れてあげていました。そうするとペコは大喜び!

ペコが台風が好きなのはそれだけが理由ではありません。

台風が来ると風が強いのが嬉しくてテンションが上がってしまうんです(笑)。

台風が来ると庭で嬉しそうに、走りまわっています。

そして、風向かってくる方向に顔を向けて嬉しそうな顔をしています。

まるで、強風に立ち向かっているように!

しかも、笑っているように見えるんです。

そう見える理由は、台風の風で顔の皮がよじれているからなんですが、台風が嬉しくて笑っているように見えたので、とてもインパクトに残っています。

これがペコが一番面白かった思い出です。

このような訳で、台風が来ると僕は「愛犬ペコ」のことを思い出してしまうんです

ペコは死んでしまった

ペコは僕が大学に行っている間に死んでしまいました・・・。

僕が帰省するたびに、本当に喜んでくれて本当に「大の友達」でした。

僕の子ども時代を「ペコ」無しに語ることは出来ないくらい・・・という感じです。

子どもたちが一軒家を買って犬を飼いたいといいますが

最近、我が家の子どもたちが、

「犬が飼いたいから一軒家を買って欲しい」

と言ってきます。

それに対して僕は、「犬は早く死ぬから可哀そう」、「犬を飼うと旅行に行けないよ」「毎日世話をするのは大変だよ」「一軒家は高いんだよ」などの理由で断り続けています。

でも、子供のころの僕とペコの関係を思い出すと・・・

やっぱり、犬を飼うことも子どもたちにとって「人生の良い経験」になるのかなぁと思ったりもしているのです。これは本当に悩ましいことです。

子どもが育っていく中で「ペットを飼ったことがある」というのは心を豊かにしていくために本当は非常に重要なんでしょうね。

僕は、自分の経験を通して、それを感じています。

動物を飼ってげたいなぁ。。と言う気持ちもあるのですが、悩ましいですね。

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