うちの奥さんが書いているように、
我が家では毎年、子供たちが科学研究に取り組んでいます。
⇒夏休み開始!今年も科学研究に挑戦!科学研究と自由研究の違いって?
毎年夏休みの宿題の中で最も苦労するのがこの「科学研究」です。
子どもだけの力でできればよいのですが、どうしても親が手伝ってやらないとなかなかうまく進められないし、まとまりません。子どもだけで科学研究が完結できる家庭ってあるのかなぁ。。。
今年はうちの息子が「気温」にかかわる科学研究をすることになりました。
気温の調査と言えばどうしても「百葉箱」が必要です。
百葉箱はAmazonのネット通販でも購入可能なようですが、非常に高価です。
こんなものを子供の科学研究のために購入するわけにはいきません。このため、我が家では自作することにしたんです。
また、百葉箱があったとしても、温度を数分おきとかに記録する作業って非常に面倒くさいですよね。その問題も解決し、自動的に温度を計測することに成功しております!
今回は、手作り百葉箱と自動温度計測している方法を紹介したいと思います!
なんと、1個(1システム)あたり2,000円以下で作ることが出来ましたよ!
まずは百葉箱の作り方を調査!
我が家が参考にしたのは、NHKのホームページで公開されている、
最も簡単な百葉箱の作り方です(手作り百葉箱(タイプ1))。
この百葉箱は牛乳パック一個で作成することが出来るので、非常に簡単!
子どもの科学研究ですので、これぐらいで十分だろうと思い、この百葉箱を製作することにしました。動画にそって、製作していくと写真のような百葉箱が出来ます!
寸法はこんな感じ!
理系らしく設計図を書いてみました。
なお、点線のとことは「折り目」を表しています。
製作上のポイント!
牛乳パック百葉箱製作上のポイントは2つ。
- 真っ白にするために「アクリル絵の具」を何度も重ね塗りした。
- 約1.5mの位置に設置するために工夫が必要だった。
百葉箱は直射日光の影響を避けるために「白」であることが基本です。真っ白に塗るために何度も重ね塗りが必要なので、少し苦労します。
また、百葉箱は約1.5mの高さに設置するのが基本だそうです。指定の高さに固定するために、園芸用の支柱を利用するなどの工夫が必要でした。
百葉箱して温度測定をしてみた!
百葉箱を利用していない状態で、真夏に温度を計測すると直射日光の影響を受けるため、40℃を超える測定結果が平気で出てきます(汗)。
しかし、手作り百葉箱を利用して、真夏(7月30日)に温度計測をした結果がこちら。7から16:30ころまでデータを取りました。ピークの温度が38℃を超えています。
しかし、40℃を超えるような直射日光の影響をモロにうけた計測値は出ていません。
この日のヤフー天気の近隣の気温は最高35℃でした。
まずまずの感じでしょうか。簡単な百葉箱ですが頑張ってくれています。
温度は自動計測しよう!
気温の計測が含まれる科学研究をしようとすると結構大変です。
何分おきとかに、温度計の数値を読みに行く必要があります。
そんなことをしていると数日間科学研究のデータ取りだけのために、費やしてしまう感じになりとっても苦痛です!
我が家ではそんな苦痛を排除するために、科学研究の温度計測には、自動的に温度を測定記録してくれる機器を利用しています。自動的に温度などを記録してくれる装置としては「おんどとり」が有名です。
しかし、結構高いですよね。
ですから、我が家では簡易的な温度データロガーを購入して使用しています(ELitech RC-5)。
この商品は、自動的に温度を記録することが出来ます。
そして、値段が格安(1000円から2000円台)のため、気軽に購入することが出来ます(Amazonなどで購入できます ⇒ Elitech RC-5)。
以下のような特徴があります。
・自動的に気温を記録、計測してくれる
(15分毎、30分毎、1時間毎。。のように選べます)
・データはWindows PC上で読み出し可能
・専用のソフトで自動的にグラフも作成
・エクセルやPDFにも書き出せる
難点としては、以下のようなものがあります。
・全て英語表記
TOEIC800点越えの僕には関係ないけど(笑)、奥さんと
子どもは最初、少し手こずっていました
・気温しか計測できない 上位モデルには湿度が計測できるものもあります
どんなデータが取れるの?
以下のような感じで、自動的にデータが取れます。
エクセルにデータを出力して、自由にデータを編集してグラフなどを作ることも出来ます。
我が家の場合は付属のソフトのグラフを見るよりも、エクセルでグラフにする方が多いかなぁ・・・と言う感じです。
値段の割にとっても便利な商品です。
一度使いだしたら手放せません(笑)
夏休みの気温関係の科学研究には・・・
夏休みの宿題で気温関係の科学研究をする場合には、
手作り百葉箱 と 自動的に温度を計測・記録してくれる機器(ELitech RC-5のような商品)の併用が非常に便利です!
この記事を参考に、ぜひ活用してみてください!