令和元年(2019年度)公害防止管理者試験 公害総論過去問題の解説(問9~12まで)!

少し遅くなってしまいましたが、以下の記事の公害防止管理者試験の解説の続きを作りました!公開したいと思います。

この記事では、令和元年(2019年度)公害防止管理者試験 公害総論 過去問題の解説を作っていきたいと思います。公害総論の勉強は、技術士の継続研鑽としても有用な内容です。僕も、解説をしながら勉強をしています!

完成したら、kougai.netのサイトに掲載してもらおうと思います。

今回は、問9~問12を解説していきたいと思います。

問9

揮発性有機化合物に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴光化学オキシダントの原因物質の一つである。
⑵大気中の非メタン炭化水素濃度について,環境基準が定められている。
⑶排出規制と事業者の自主的取組を適切に組み合わせて排出抑制が行われてい
る。
⑷排出規制の対象施設では,排出口からの排出濃度による規制が行われている。
⑸2010(平成 22)年度の排出量の合計は,2000(平成 12)年度に比べて約 44 %が
削減されたと推定されている。

解答 : 2

非メタン炭化水素(全炭化水素から光化学反応性を無視できるメタンを除いたもの)には環境基準が存在しない。しかしながら、光化学オキシダントの原因物質であるので無視はできない。2が誤りである。その他の選択肢は正しい。

問10

2016(平成 28)年度において,一般環境大気測定局で測定された大気汚染物質
濃度の年平均値を高い順に並べたとき,正しいものはどれか。

⑴ CO > NO2  > SO2
⑵ CO > SO2  > NO2
⑶ NO2  > CO > SO2
⑷ NO2  > SO2  > CO
⑸ SO2  > NO2  > CO

解答 : 1

平成30年度版の環境白書を調べてみると、2016年のデータが掲載されている。

NO2 : 0.009ppm

SO2 : 0.002ppm

CO   :  0.3ppm

上記のデータから回答は(1)であることが分かる

問11

水質環境保全に関する記述として,誤っているものはどれか。

⑴水生生物の保全を目的に,全亜鉛,ノニルフェノール,直鎖アルキルベンゼ
ンスルホン酸及びその塩,底層溶存酸素量について環境基準が定められている。
⑵ノニルフェノールについては,国により排水基準が定められている。
⑶1,4‒ジオキサンについては,国により公共用水域と地下水の環境基準が定め
られている。
⑷1,4‒ジオキサンについては,国により排水基準が定められている。
⑸亜鉛の国による排水基準は,対応することが著しく困難な特定事業場を除き,
5 mg/L から 2 mg/L に強化されている。

解答 : 2

ノニフェノールは環境基準が平成24年8月に「環境基準」が設定されている。

しかしながら排水基準は定められていない。よって2が誤り。

残りの選択肢はすべて正しい。

問12

騒音及び振動に係る環境基準の有無に関する組合せとして,正しいものはどれか。

解答 : 5

航空機騒音 : 環境基準あり

新幹線鉄道騒音 : 環境基準あり

道路交通振動 : 環境基準なし

新幹線鉄道振動 : 環境基準なし

であり、5が正しい。

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コメント

  1. さとみ より:

    問10の選択肢(1)~(3)はCO2ではなくCOですよ。

  2. さとみ より:

    小出しで申し訳ないのですが問12の正解は(5)ですよね?

  3. めたのさえた より:

    ありがとうございます。修正しました!