勉強をする時に大切な「コンカレントエンジニアリング思考」とは?

資格試験対策や受験勉強をしているけど効率が悪い・・・

そんな悩みを持っておられる方が多いと思います。

「工業の業界」では仕事の効率を高めていくために「コンカレントエンジニアリング」という考え方があります。そして、この考え方は「勉強」にも当てはめることが出来ます。

この記事では、コンカレントエンジニアリングという考え方をどのように勉強に活かせるかを説明してきたいと思います。

この記事を書いている人はどんな人?

さて、この記事を書いている人(僕)はどんな人なのかを、まず知っていただきたいと思います。僕はコンカレントエンジニアリングと勉強の関連性を語るうえで、二つの経験を持っています。

  • 自分が実際に勉強をして、実績がある
  • ものづくり(製造)の仕事を効率よく進めていく専門家である

一つずつ説明していきたいと思います。

僕は様々な資格を取得してきました!

僕は様々な資格を勉強、取得してきた資格マニアです。

持っている資格の中で一番難しい資格としては「技術士(経営工学部門)」があります。この資格は日本5大資格の一つとの呼び声もある難関資格です。工業系の最難関資格と言われています。

僕の技術士(経営工学部門)合格までの道のり

また、その他にも継続的に学習しており、20以上の資格を保有しています。

今は英語を中心に勉強をしており、すでにTOEIC800点台を突破しています。

さらに、家族で資格マニアを目指しており、子どもたちにも資格取得に向けた教育を進め、一定の実績を残せていると思います。

我が家の資格取得実績

効率よい仕事の進め方の専門家

先ほど説明したように、僕は技術士(経営工学部門)という資格を持っています。

その中でも得意なのは、

ものづくり(製造)の仕事を効率よく進めていく

という業務です。

「効率よく進める」というコツは、どんな業界でも共通な場合が多いです。

そして、このコツは、

効率よく勉強する

ということにも当てはめることが出来ます。

コンカレントエンジニアリングとは何か?

まずは、業界で使われる「コンカレントエンジニアリング」の言葉について説明していきたいと思います。

コンカレントエンジニアリングとは

コンカレントエンジニアリングとは製品開発複数のプロセスを同時進行で行い、開発リードタイム(開発の開始から製造が完了するまでの期間)短縮、コスト低減に取り組む技術です。

従来の製品開発は、以下のように直列で行われました。

(従来の製品開発)

 開発・設計 ⇒ 試作 ⇒ 設計変更(不具合改善)⇒ 製造

それに対して、

ンカレントエンジニアリングでは並行して行うことのできるプロセスを同時進行させます。これにより、リードタイム(開発から製造完了までの期間)を大幅に短縮することができます。

当然、「時は金なり」ですから、コストも削減できます。

上の内容を図にすると以下のようになります。

こうするとイメージしやすいと思います。

コンカレントエンジニアリングはどう勉強に当てはめられる?

さて、ここからは本題に入っていきたいと思います。

皆さんは、勉強をする時にどのように取り組んでいきますか?

たとえば、以下のようにタスク分けして取り組んでいくことがあるでしょう。

  • 勉強の計画を立てる
  • テキスト(教科書)を学習する
  • 過去問(実践問題)を解く
  • 試験前のまとめをする

これらを一つずつこなしていけば、試験に向けての勉強はすることが出来ますよね。

しかし、先ほどのコンカレントエンジニアリングの考え方を応用すれば、もっと効率的に勉強が出来ますよね。

どのように適用できるのでしょうか?

各タスクを並行して実施する期間を設ける ことによってです。

図で説明します!

以下の通り、

①効率が悪い勉強の流れ

②コンカレントエンジニアリングを応用した勉強法

を図でしめします。

コンカレントエンジニアリングを応用したほうが、勉強期間が短くなっていることが分かると思います。

勉強を始める前に、情報収集をしたり勉強の計画を立てる方は多いと思います。

しかしその期間中、全く勉強しなければ、

  • 実際の勉強開始が遅くなってしまいます
  • 勉強の計画が完全に立て終わった状態で、計画に問題があることに気づいた場合、修正するのが困難になります。

これに対し、勉強計画を立てながらも、テキストを利用して少しずつ勉強をスタートすれば、

  • 学習のスタートが早くなります
  • もし勉強計画に問題があった場合、気づいて計画を修正することも出来ます

このように、

前後の工程で並行して実施できる項目があれば、並行して進めるべき!

なのです。

勉強で言うと、

複数のタスクを同時進行して学習していく方が効率が良い!

と結論付けられます。

そうすれば全体の学習規格が短くなりますし、効率的に学習できますよね!

まとめ

  • 「コンカレントエンジニアリング」の考え方は勉強にも適用できる
  • 勉強における複数のタスクを並行して進めよう

これから、何かの勉強を始めようと考えられている方は是非とも、勉強をする時に大切な「コンカレントエンジニアリング思考」を身に付けてくださいね!

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