「ブルウィップ効果」とは 技術士試験(機械部門)対策

現在、技術士二次試験(機械部門)に向けて学習中です。

過去問とその解答案をまとめています。

今回は、平成28年度の問題を解いてみようと思います。

問題

今回は、技術士(機械部門) 平成28年度 加工ファクトリーオートメーションおよび産業機械の問題を解いてみました。

サプライチェーンにおける鞭効果(ブルウィップ効果)について、以下の問いに答えよ(解答用紙1枚分)。

(1)鞭効果とはどのような現象か説明せよ

(2)鞭効果が起こる理由を説明せよ

(3)鞭効果を低減するための対策を述べよ

(平成28年度 機械部門 過去問)

解答

以下の通り、解答案を作成してみました。

僕の解答

1.鞭効果(ブルウィップ効果)の概要

需要を予測しながら発注する形態の流通経路で見られる現象である。変動する需要が拡大してサプライチェーンを遡っていく現象である。

2.ブルウィップ効果の発生理由

サプライチェーンの上流工程は、供給が停止しないように余裕を持って必要以上に生産、在庫を持つことが多い。これを最上流まで何度も繰り返していくと、サプライチェーン全体として大きな在庫を抱えてしまうことがある。これには、人的要因および発注形態による要因が挙げられる。

3.ブルウィップ効果を低減する方法

(1)最終顧客の需要をサプライチェーンを遡って、出来るだけ遠くから確認できるようにする。このためにサプライチェーン全体で情報共有可能なシステムを導入することもある。

(2)かんばん方式を採用する。この方式は仕掛かんばんと引き取りかんばんを利用して、後工程の情報に基づいて生産を行うことができる。このため、実際に受注する量だけを生産・発注可能である。

(3)生産変動への対応を行う。例えば、急なキャンセルや増産が相次ぐと、ブルウィップ効果が大きくなってしまうことがある。キャンセルポリシーを明確化する、急な増産は行わない等のルールを作成することでブルウィップ効果を低減する。

僕の解答にご意見アドバイスがあれば

この記事にコメントしていただくか、こちらからメールをお願いたします。

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コチラにまとめていますので、興味がある方はご覧ください。

技術士(機械部門)対策 キーワード&対策資料 まとめ

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