平均年収の違いに愕然! アメリカのPEと日本の技術士

この前ネットサーフィンをしていると以下の記事が目に留まりました。

Is a Professional Engineer License Worth It?(リンク

という記事です。

これは日本語に訳すと、「PE(アメリカの技術者認定制度)の資格は価値があるか?

という記事です。

僕は日本の「技術士」です。

実は技術士になるときにの口頭試験で世界各国の職業技術者の認定制度について口頭試験で質問を受け、理解しているかどうか試されます。このため、アメリカのPE、中国の工程師など日本の技術士に相当する各国の技術者の認定制度については少し勉強しているのです。

このため、アメリカのPEに価値があるのかどうか興味があり、読んでみました。

日本の技術士も常に「持っていて意味があるのか?」論議されています。日本の技術士は独占業務がないので「難しい割には持っていても意味がない」などと言われることがありますからね・・・

これは英語の記事ですが、TOEIC900点を目指して勉強中(現在は達成しています)なので、これくらは読めます(笑)

その中で、僕は特にアメリカのPEの年収に関する記述に驚きました。

今日は、アメリカのPEと日本の技術士の給料の違いについて考えてみます。

アメリカのPEの年収は約1400万円!!

この記事によりますと、アメリカのPEの平均年収は約1400万円とのことです。

In addition to enhanced career benefits options, data indicates that, on average, PEs tend to earn more than their non-licensed counterparts. According to a 2017 survey conducted by the American Society of Mechanical Engineers (ASME), mechanical engineers with a PE license earn a median income of $133,000, almost $16,000 more than the median salary of unlicensed engineers(この記事より).

アメリカの機械エンジニアの機関である「ASME」によると、

  • PEの年収の中央値は約133,000ドル(約1400万円)
  • PEを持っていないエンジニアの平均年収は、PEを持っているエンジニアより16,000ドル少ない(ということは1200万円~1300万円くらいか)

アメリカのPEの年収が1400万円程度あるのには驚きます!

しかも、PEを保有していないエンジニアでも1200万円くらいあるのですね・・・これは驚き。日本のエンジニアで1000万円以上もらっている人は少ないと思います!

なお、この記事によるとアメリカの平均年収は約570万円くらいなので、「エンジニアが社会的立場が高く、年収も高い」というのがアメリカの状態のようです。とくにPEを持っている技術者は評価が高くなっています。

日本の技術士の平均年収は?

この記事によりますと、日本の技術士の平均年収は、

男性で673万円・女性で573万円

とのことです。約650万円くらいと考えることが出来そうですね。

ちなみに日本の平均年収は436万円くらいだそうです。

技術士とPEの年収を比較してみた!

以上の情報を簡単にまとめてみます。

アメリカ

平均年収:570万円

PEの年収:1400万円

年収比 = PEの年収 ÷ 平均年収 = 2.46倍

日本

平均年収:436万円

技術士の年収:650万円

年収比 = 技術士の年収 ÷ 平均年収 = 1.49倍

やはり技術士の平均年収は少なすぎる!!

以上のデータから考えると

アメリカのPEに対して、日本の技術士の年収は低すぎる!!

といえるようです。

日本の技術士は年収がUP出来るように自ら動く必要がある!

このように、「日本の技術士は年収が低い」ということはデータで示されています。このことは社会の情勢と関係があるので、やむを得ないことかもしれません。

ただ、給料が安いということを嘆くのではなくて、

「自分で自分の年収を上げる取り組み」をするべきなのだろうなと思っています。

多くの技術士の方は真面目なので、

  • 楽しいことが出来れば今の年収で十分だ
  • もっとほかの資格を取ったり、総監を取れば年収があがるかな・・もっと勉強しよう

などと思いがちです。

でも、それだけでは、

アメリカのPEとの年収のギャップを埋めることは出来そうにありません

だからこそ、日本の技術士には「自ら稼ぐ能力」が求められるのではないでしょうか?

なんでもチャレンジしてみましょう! 僕はアフィリエイトでもポイ括でも電子書籍の出版でも、社外での活動でも、なんでもチャレンジしていけばいいのではないかと思います。

どの分野でも技術士としての自分の「得意」を生かすことができます。

そして、年収を上げることができます!

皆さんも何か、チャレンジしてみませんか?

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