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第21回 地球に優しいバイオガソリン

 今、またガソリンの値段が上がっていっています。車に乗る、私 ろど・すた子にとっては、ガソリンの値上がりはお財布にとってとても厳しく辛いことです。。。


 そんなとき、ニュースで「バイオガソリン」が発売されたというのを知りました。
 価格は、今までのガソリンと大差はないものの、地球に優しいガソリンと言われてました。
 「バイオガソリンって何だ??」と思い調べてみることに!


 バイオガソリンとは『植物生まれのバイオエタノールと石油系ガスのひとつであるイソブテンを合成した「バイオETBE」という物質を配合したレギュラーガソリン』だそうです。
(石油連盟HP http://www.paj.gr.jp/eco/biogasoline/ より引用)


 このガソリンが、なぜ地球に優しいと言われているのかというと、自動車が出す排気ガス中の二酸化炭素を光合成によて吸収する植物を原料にバイオガソリンの基のバイオエタノールを作製しているからだそうです。そのため、大気中の二酸化炭素の量が増えないということらしいのです。


 図で表すとこんな感じでしょうか。


 値段も既存のガソリンと変わらないのであれば、皆がこのバイオガソリンを入れて走れば、地球温暖化に歯止めがかけられるのではないでしょうか。


 ただ、このバイオガソリン良い所ばかりではありません。
 問題点として、食品価格が上昇してしまうみたいなのです。バイオエタノールの主な原料である、トウモロコシや大麦などの値段が上がるらしいのです。そうなると、トウモロコシや大麦を使用したものの値段もきっと間接的に上がると思われます。


 例えば、家畜のエサにトウモロコシが入っているのであれば、エサ代が高くなるので、家畜の値段が上がることになります。そうなると、私たちの食卓に並ぶ、牛肉や豚肉などの値段も上がってしまう恐れがあるということなんです。


 他にも、休耕田となっていて、動物達の憩いの場になっていた土地が、大麦などを生産するため畑になってしまうことで、動物達の居場所がなくなり数が減っているというニュースも見ました。


 これは、困りますよねぇ。。。


 なかなか、完璧に地球に優しいガソリンってないんですね。
 きっと、地球に一番優しい行動は、車に乗らないことなんでしょうが、1度車の便利さを覚えてしまうと、歩いたり、自転車に乗ったりしなくなりますよね。


 ちなみに、このバイオガソリンは今日現在(2007年6月27日)東京、神奈川、千葉、埼玉といった関東地方の一部で販売されているようです。


 今後、販売するガソリンスタンドを拡大するそうなので、みなさんの身近にバイオガソリンがやってくる日も近いはずです!


参考HP
石油連盟(http://www.paj.gr.jp/index.html
バイオガソリンでEcoライフ(http://xn--eckmg2ete8gnc.style-labo.com/



(管理人 ろど・すた子   2007.06.27掲載)


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