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第6回 環境工学系の学科で勉強したこと

 最近になって、工学部の中に「環境工学」なる学科が多く見受けられるようになってきました。しかし、「実際なにを学んでいるのか?」とよく分からないと思われる方もおられるのではないでしょうか。
 一般の方々にとって、「環境工学」という学科でどんな事を勉強しているのか、非常に気になるのではないでしょうか。
 っというわけで、今回のエコラムは、大学で環境を専門に学んだ私が「環境○○工学」と称する学科で、どんな事を学んだのかを皆さんに紹介したいと思います。


 まず、学んだことを箇条書きにすると
  1. 環境問題全般(世界規模の環境問題や法体系)
  2. 生物一般
  3. 化学一般
  4. 分析一般
  5. 都市計画 (及び交通計画)
  6. リモートセンシング (衛生写真からの環境評価)
  7. 衛生工学 (水質及び大気など)
 などのテーマが挙げられると思います。「環境工学」と言っても非常に幅が広いんですね。


 私の場合は、生物と衛生工学を組み合わせた研究をメインに取り組んでいた感じです。
それ以外のものに関しては基礎知識程度しかありません(汗。
見ていただけると分かりますが、「衛生工学」と「環境問題全般」の知識は公害防止管理者の受験やホームページ作成にあたって非常に役にたっているとおもいます。
私は、環境を専門に学んで非常に良かったなーと思っているのですが。。。

難点があります。
たとえば、

・就職求人があまり無い
・いわゆる一流企業への内定者が少ない
・専門性があるのかないのかの評価(のされ方)が難しい
・何をやってきたかが学科名から不明瞭

などが私が感じる難点です。

その他にも「環境」が学科名につく学科って世の中には非常に多いです!
工学部以外にも文系の学科の中にもそういうものがあります。
しかし、実際どんなことをやっているのか、分からないもの(不明瞭なもの)が多いような気がします。入学を検討される際にはよ〜く調べてからにしてください。

(管理人 めたのさえた 2006.10.07掲載)


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