A騒音振動-合格(みーのぺさん)
◎使用教材
「新エッセンシャル問題集 騒音・振動概論 」産業環境管理協会
「新エッセンシャル問題集 騒音・振動特論 」 同上
過去問(H17〜18年度)
騒音・振動は、大気や水質と違って教材の選択肢があまりなく、産業環境管理協会とオーム社の問題集だけでした。「新エッセンシャル〜」は、各項目ごとに解説と例題、そして演習問題という形式になっています。解説の部分は協会のテキストから試験に必要な部分だけを抜粋したような感じでしたので、これならテキストを買わなくても済むかもと思い、こちらを選択しました。また、H18・19年の出題傾向が載せられているので、対策を立てるのに役に立つかもと思いました。
悩みどころだったのですが、「新エッセンシャル〜」は問題数が多すぎると思いました。概論で677問、特論で684問もあり、とてもやり切れる分量ではないように思えました。ただし、よく見ると多くの類似問題を含んでいるので、適度に省略すれば分量を絞れそうな気がしました。
まず、方針として演習問題には手をつけず例題だけをやることにしました。また、出題傾向を見て、概論では、騒音に関する基礎量と音の伝播・振動に関する基礎量と波動の伝播を思い切って捨てたとしても、十分に得点できそうだと判断しました。ただし、特論では、各項目から万遍なく出題されているようでしたので、各項目ともやることにしました。
◎ 2月〜8月
仕事の都合で勉強時間をあまり稼げないとわかっていたので、早めに勉強を始めました。解説に目を通し例題を解いてみて、ポイントと思われる箇所を蛍光ペンでマークしたり、解りにくい部分・覚えにくい部分をサブノートにまとめたりしました。
今年は仕事で午前様の日が多く、全く手を付けられない日が続きましたが、すこ〜しずつ進めていき、8月一杯までになんとか一通りやりました。
最初は用語の微妙な違い(「音の大きさ」と「音の大きさのレベル」など)や物理の公式みたいなのがいろいろ出てきて頭が混乱しましたが、サブノートに整理していったところ、一通りやり終える頃には何となく頭に馴染んできました。
◎ 9月〜
9月になってようやく仕事が落ち着いてきたので、勉強にスパートをかけました。会社の休憩時間を利用して蛍光ペンでマークした箇所やサブノートを何度も見返したり、覚えきれていない例題を中心に繰り返し解きました。仕上げとしてH17〜19年度の過去問をプリントアウトして解いてみたところ、8割くらいは得点できそうな感じでした。
また、今年から関数電卓の使用が禁止されたため、これの対策が必要でした。対数表をインターネットで入手し、実際に何問か解いてみて、対数表の使い方と対数計算に一応慣れておきました。
◎ 試験当日
概論はある程度切り捨てた部分があるので全くわからない問題もありましたが、その他の部分で7〜8割くらいは取れそうでした。
特論では、関数電卓を使用できなくなった分、計算問題の難易度が下がるかなと思っていましたが、そうでも無さそうでした。対数計算に慎重になりすぎたため、制限時間ギリギリになってしまいました。
概論・特論ともに、問題用紙の後ろのページに対数表とその使い方、対数の計算例が載っていましたが、できるだけスムーズに計算できるように十分に練習しておくべきです。また、計算時間の節約のため、パワー和の暗算で済むところは済ませられるようにきちんと覚えていくべきです。
◎ 自己採点の結果は次の通り
公 害 総 論 免除
騒音・振動総論 20/25
騒音・振動特論 24/30
◎ その他
「新エッセンシャル〜」は、もう少し内容と問題数を精選してせめて2/3の厚みにしてもらえると有り難いですね。まあ、試験の実施元が発行する問題集なので山を張るようなものをつくるわけには行かないと思いますが。テキスト無しでこれだけで勉強できたので、基本的には便利だったと思います。
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