生産管理における「作業管理」とは

久しぶりに経営工学部門の技術士らしい投稿をしようと思います。

生産管理の分野の中で「作業管理」という言葉があります。

この言葉を聞くと

「作業の管理をすることね」

というイメージは分かると思います。

それは確かにそうなのですが、生産管理の分野で「作業管理」というと明確な意味があります。生産管理を仕事にしている方であれば、作業管理という内容を明確に理解しておく必要があると思います(意外と理解されていない方が多いです)。

まずは、JISの定義から見てみましょう。

作業方法の分析・改善によって、標準作業と標準時間とを設定して、この標準を維持する一連の活動体系(JIS Z 8141-5101)

まずは、現在の作業を分析して、改善していきます。

改善後に標準作業と標準時間を設定します。

設定した標準作業と標準時間はずっとそのままにして維持してよいわけではありません。

どんどん環境は変化していきますし、技術の進歩も激しい世の中ですから、実情に合わせて改善しながら運用していかなければなりません。

この一連の活動の事を「作業管理」というのです。

図であらわすと以下のようになります。

作業管理という言葉を聞いたら、

このイメージをすぐに思い出せるようにしておいてください!

参考文献

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