ライン生産を行う際の編成効率、組余裕率などに関わる問題

令和5年度後期のビジネスキャリア検定(2級 生産管理オペレーション)の中に、以下の問題がありました(ビジネスキャリア検定の問題は、転載が禁止されているため、類似問題を僕が作成しました)。この問題、意外と難しいと思いますので、生産管理の専門家の僕が解説していきたいと思います。

類似問題(ビジキャリ 生産管理オペレーション2級)

以下の条件でライン生産をするとき、①総稼働時間、②サイクルタイム、③必要工程数、④編成効率、⑤バランスロス、⑥組余裕率を求めなさい。

【条件】

稼働時間        :8時間

稼働率         :90%

目標生産個数      :300個/日

1個当たりの総製造時間   :650秒

解説

ライン編成に関わる基本計算式は以下となっています。

これらの式を元に、計算していくと以下のようになります。

【解答】

①総稼働時間  = 8時間×0.9=432分

②サイクルタイム= 432分÷300個=87秒/個

③必要工程数  = 650÷87=7.47 ➡ 8工程

④編成効率   = 650÷(8×87)=93.4%

⑤バランスロス = 1-0.934=6.6%

⑥組余裕率   =(8×87-650)÷ 650=7.1%

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なかなか難しいビジネスキャリア検定(生産管理)ですが、基礎からきっちり勉強することで合格に近づくことができます。以下の本は、ビジネスキャリア検定(生産管理)の分野を広く浅く概要をつかむのに役立ちます。

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