僕は現在、中国に出張中です。
最近、中国出張が多くて気が滅入っています。やっぱり日本が住みやすいです(笑)。
さて、現在、世界中でワールドカップが盛り上がっていますね!
ここ中国でも、現在ワールドカップで盛り上がっており、ある会社の社内メールには「ワールドカップの見すぎで健康を害さないように注意してください」という注意書きが入っていたほどです。
なんとこの会社では4年前のワールドカップの際には、ある社員が徹夜でワールドカップを見た後、非常に眠たい状態で機械を誤操作し死亡するという事故が起こったとのことです。非常に痛ましい事件です。
そして食事中の話題もワールドカップばかり(笑)
中国って、あまり「サッカー」というイメージがないですよね。
それに、中国はワールドカップにも参加していない・・・
でも、なぜかワールドカップに熱狂している。それが今の中国です
僕が、中国の人たちといろいろと話してみて、中国はワールドカップに出場していないのに、中国でこれだけワールドカップが盛り上がっている理由がわかりました。
それは中国の方々がワールドカップを
賭博
の対象として見ているからです。
彼らにとって今回は賭けワールドカップなのです。
庶民もお金持ちも”賭けワールドカップ”
いろいろなところで話を聞いていますと、中国ではワールドカップ賭博に庶民からお金持ちまで皆が参加しているようです。
というのも、中国でのワールドカップ賭博で使用されるのは微信(日本でいうところのLINEのようなSNS)です。これを使って個人間取引で賭博をしているのです。
ですから、庶民からお金持ちまで皆がこの賭博に参加しやすい状況になっています。
庶民は数元から数百元(数百円から数千円)をかけている方が多いのに対して、お金持ちの方は際限なくお金をかけており、数万元から数百万元まで(数十万円から数千万円まで)お金をかけている方に出会いました。
中国には、スーパーお金持ちがたくさんいますから、これ以上賭けている方も多いことと思います。
国民全体がワールドカップ賭博に参加している。
そうです、彼らにとってワールドカップは「賭博のお祭り」になっているのです。
これが中国でワールドカップが盛り上がっている一因のようです。
聞いたところによると、日本ーコロンビア戦では当然のことながら「コロンビア勝利」を予想していた方が多く、日本にかけていた人には大金が転がり込んだらしいです(笑)。
ですから、会う人会う人に、
「日本がワールドカップに勝ったせいで○○元損したよー。どうしてくれる?」
と皮肉を言われます。
いや、「そもそもワールドカップを賭博に使っているあなたたちのせいでしょ」と突っ込みたくなります。
中国のワールドカップパネル。
ワールドカップ、盛り上がってます!https://t.co/83mp7lsWUz pic.twitter.com/7sG5tVvJQZ
— めたのさえた (@kougainet) 2018年7月8日
日本でもこういう賭博っていっぱいあるんでしょうね
中国の状況を聞いていると、おそらく日本でも闇でワールドカップ賭博が行われているんでしょうね。というのも、日本でも時々野球賭博(プロ野球、高校野球)の問題がニュースで取り上げられます。
野球賭博にプロ野球選手がかかわっていた、という事件もありました。
あまり、庶民の間でスポーツ賭博が行われている話を聞くことはありませんが、「やっているところではやっている」という状況なんでしょうね。
とくに最近では日本でもLINEなどのSNSが流行っていますから、「ワールドカップ賭博のグループ」みたいなのがあってもおかしくないです(いや、多分あるでしょうね)。
僕が知らないだけで、日本の中にも、スポーツ賭博という闇の世界があることは容易に想像できます。
ただし、日本では、割合的には純粋にスポーツを楽しんでいる人のほうが圧倒的に多いでしょうね・・・。
結論
中国と日本ではワールドカップの盛り上がり方に、以下の違いがあります(僕の独断と偏見)。いずれにしても、中国というのは非常に面白い国だなぁ・・と思います。
中国
国民をあげてスポーツ賭博。
ワールドカップは賭博のお祭り!
日本
がんばれニッポン!決勝に進んでほしい!
ワールドカップはサッカーのお祭り!
(一部の方が、陰でこそこそスポーツ賭博)