ボルトがワッシャーと一体化した「セムスネジ」。その使い方と製造方法とは?

皆さんは「セムスネジ」って聞いたことがありますか?

セムスネジとは、ボルトとワッシャー(座金)が一体化されている部品のことです。

この部品の使い方と、どうやって作るのか?を説明していきたいと思います。

セムスネジとは

セムスネジとは、ボルトとワッシャー(座金)が一体化されている部品のことです。座金組み込みネジとも呼ばれます。

スプリングワッシャー(ばね座金)のものや平座金のものなど座金の種類もいろいろです。

以下の動画の通り、ボルトからワッシャーを外そうとしても外すことができません。

これに、よって以下のようなメリットがあります。

  • 作業者がボルトにワッシャーをつける時間を節約することができる
  • ワッシャーの付け忘れ防止
  • 解体時にワッシャがボルトから外れて行方不明になることを防ぐことができる(解体後ワッシャーが見つからなくて、装置の中に噛みこんでしまって故障・・・なんてことを防げます)

良いことだらけですね! もちろん普通のボルトよりは割高になってしまいます。

「メリットがコストが割高になった分を上回る」場合には非常に役に立つ部品ですよね!

セムスネジってどうやって作るの?

座金がボルトから外れない・・・という事は、

ボルトの山の外径よりワッシャーの内径の方が小さい

といいうこと。

じゃあ、ボルトにワッシャーをどうやって入れているの?

という疑問が生じますよね?

答えは・・・

ボルトを転造加工するまえに、ワッシャーを入れている

です!!

実際にセムスネジを製作している工程の動画がありました!

面白いので、ぜひ見てみてください。

作業改善には生産管理やIEを学ぼう!!

僕は生産管理や作業改善を専門とする、技術士(経営工学部門、機械部門)です!

セムスネジを使えば生産性が向上します。同じように、経営工学的な作業改善のアプローチを使えば生産性が向上します。特に経営工学の専門の技術士はこういった改善が得意です。

以下に、入門書を紹介しますので、是非とも読んでみてください。

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