かねてから、「VEリーダーの資格を目指すことになりました!」と報告させていただいておりました。先日、VEリーダー認定(通称VEL試験)試験を受けてきまして、無事合格しましたのでご報告いたします。
以下が、合格証(スコアレポート)であります。
CBT試験なのものありまして、受検が終わるとすぐにメールで結果が届きました!
合格点70点のところ96点という、
結構な好成績での合格となりました!!
良かったです。
実はこの試験には非常にプレッシャーを感じていました!
僕は実はこの試験には非常に大きなプレッシャーを感じていました。
その理由を紹介したいと思います。
(1)会社指示で受けに行く久々の資格
最近、僕は会社の中でVEに関わる仕事をするようになりました。
それもあって、少なくともVEの資格は必ず持っていないといけない。
このために「会社命令」で試験を受けに行くことになったのです。
会社の指示で受けに行く試験は・・・入社1年目に「技術士一次試験(機械部部門)」を受けて以来のことです。会社に全てのお金を出してもらって受けに行っていますし、試験の結果を会社に報告しなければならない・・・これは非常にプレッシャーです。
資格を取得するのが趣味の僕ですが、「絶対に受からなければならないプレッシャー」を久々に感じてしましました。
しかもこの試験は結構お金がかかる試験です。
ざっくり計算すると以下のお金がかかります。
- 受験費用:22,000円
- VE協会に認定された2日間の講座:35,200円くらい?
(会社で申し込んでもらったので金額不明だが通信講座の代金記載) - 出張旅費(日当):10,000円くらい
- 参考書代:新・VEの基本(2,420円)、VEリーダー認定試験問題集(1,100円)
- その他:僕が講座を受けたり、試験を受けている時間の給与:これが一番高い
ざっと考えて、僕の給料をのぞいても7万円くらい、給料を入れると軽く10万円を超えるお金がかかっていることになります。会社もかなり投資をしてくれているわけです。
この状況で落ちると辛いものがあります。
(2)経営工学の技術士なら受かって当然?
僕は経営工学部門の技術士です。
経営工学関連では最上位資格が技術士(経営工学部門)だと思います。
そして、VE(バリュー・エンジニアリング)は経営工学の一つの分野だとされています。
日本経営工学会の研究分野の中に「VE」が含まれています。
VEの一番下の資格である「VEリーダー」に技術士の僕が落ちたら・・・笑えない。
それも結構プレッシャーとなっていました。
身近に落ちた人が一人もいない・・・(?)
VEリーダーを受けに行くときに、
「今までに社内で落ちた人は一人もいません」
みたいなことを言われました。
この真偽はよくわからないのですが、合格率が毎年70%を超えている資格なので、きちんと勉強すれば落ちる人はほとんどいない資格であるのは間違いなさそうです・・・。
社内で不合格第一号!
と言われないように・・・と思うと結構なプレッシャーでした。
僕の勉強方法
僕の勉強方法は以下の通りでした。
勉強時間:トータルで20時間~30時間くらい
勉強方法:
①VEの定義、5原則、実施手順、VE質問を丸暗記
②VEリーダー認定試験問題集を答えを暗記するくらいやりこみ
③参考書として新・VEの基本を時々参照
④会社からもらった模擬問題を解く
おそらく、事前にVEリーダー受験資格を得るための基礎研修を受けたうえで、「VEの定義、5原則、実施手順、VE質問を丸暗記」してVEリーダー認定試験問題集をやりこめば、落ちる事は無い資格だと思います。
ぜったい暗記! VEの定義、5原則、実施手順、VE質問
絶対に暗記しておいた方が良いと思われる上記の内容を以下にまとめています。
VEの定義
最低のライフ・サイクルコストで、必要な機能を確実に達成するために、製品やサービスの機能的研究に注ぐ組織的努力
VEの5原則
①使用者優先の原則
②機能本位の原則
③創造による変更の原則
④チーム・デザインの原則
⑤価値向上原則
VE実施手順およびVE質問
VE実施手順に関わる「数」を覚えておくと便利です。
勉強(受験)の感想
勉強していて以下の感想を持ちました。
①とにかく「新・VEの基本」に書いてあることが正解の試験である
一般的な考え方ではなく、この本の考え方を身に着ける必要がある
②引っ掛け問題や言葉尻を問うような問題が多い
例えばVEの世界では「機能定義」と「機能の定義」は意味が違う・・・
そんな事どうでもいいような気もしますが、「違う」として覚えるしかない
③機能系統図の作成が難しかった
④基本機能は何か?という問題も難しい
⑤70点を取るだけなら、それほど勉強時間は必要ない
(僕はプレッシャーで20時間以上勉強しましたが・・・)
⑥CBT試験では「アルファベットや番号」をキーボードで打ち込む必要があり、
すこしなれませんでした(全てマウス操作と思っていたがキーボードも使いました)。
VEL試験に合格して
これから、仕事の中でVEを使っていきます。
VELに合格したことに満足せずに、VEを使いこなせるようになっていきたいです。
それは、技術士(経営工学部門)としてのキャリアにも良い影響を与えるはずです!!
頑張っていきます!
VEリーダー対策資料を公開しています
僕が勉強した内容などをパワポPDFにして、公開しています!
皆様のVEリーダー試験対策の役に立つとよいと思っています。
ご参考にどうぞ!
⇒VEリーダー試験のためのVE(バリュー・エンジニアリング)入門
追記。。合格証しょぼい
合格証は、紙で送られてくるのかな・・
と思っていましたが、PDFで自分で印刷する形式になっていました。
しょぼいです(笑)
VEリーダーの認定証が来た。
PDFファイルなのね(笑)#VEリーダー pic.twitter.com/mQ44lW1MzP— めたのさえた (@kougainet) January 12, 2023
ちなみに、数年前まではちゃんとした「プラスチックカード」が発行されていたようです。
合格証の機能もコストも下がっている(笑)