久々の資格取得ネタです(笑)
会社から指示によりVEリーダーという資格を目指すことになりました。
今まで会社の「指示」で資格を受けたのは新入社員の時に受験した「技術士一次試験」だけ。
久々の会社に指示された資格取得命令であり、少し緊張しております。
会社の命令で受けに行き、受検のお金も出してもらうので、試験結果を会社に報告する必要がある・・・絶対落ちられない!ということが、僕にとってものすごいプレッシャーになっています(泣)。そんなに難しい試験ではなく「受かって当たり前」というムードがさらに辛い。
しかも、経営工学部門の技術士の僕が落ちたら笑えねー・・・
(VEは経営工学の研究分野の一つでもありますからね)
この記事では、VEとは何なのか?、VEリーダーとは何か、なぜ受けることになったのか、勉強してみてどんな感想を持っているのかなどを記載していこうと思います。
VEとは何なのか?
VEとは「バリュー・エンジニアリング」の略語です。
以下のように定義されています。
【VEの定義】
最低のライフ・サイクルコストで、必要な機能を確実に達成するために、製品やサービスの機能的研究に注ぐ組織的努力
何か少し分かりにくいですよね(笑)。
ものすごくざっくりいうと、VEとは製品やサービスの「価値の向上を目指す」手法です。
VEで用いられる「価値」とは以下の式で表せられます。
上記の式で「価値(V)」を向上するにはどうしたらよいでしょうか?
以下の方法があります。
- 機能を維持して、コストを安く提供する
- 機能を上げて、コストを維持する
- 機能を上げて、コストも安く提供する
- 機能を上げて、コストをわずかに高く(価値が下がらない程度に)提供する
- 機能を(価値が下がらない程度に)少し下げるが、コストを大幅に安く提供する
このような方法で、「機能」と「コスト」に着目し、VE実施手順のステップをしっかりと踏みながら価値を向上していく活動がVE活動なのです。
「VE実施手順のステップに従って」、というのが非常に重要です。
我流でやっていてはだめで、きっちりとステップを踏むことが推奨されています。
3つの基本ステップと10個の詳細ステップがあります。
また、VE5原則に基づいて進めていきます。
VE5原則
①使用者優先の原則
②機能本位の原則
③創造による変更の原則
④チーム・デザインの原則
⑤価値向上の原則— めたのさえた (@kougainet) December 6, 2022
VEリーダー試験とは
それでは、僕が受けることになったVEリーダー試験とはどんな試験なのでしょうか?
日本バリュー・エンジニアリング協会が認定する資格で、VELと表記されることもあります。
VE協会のホームページには以下のように記載されていました。
VEリーダーの資格は、職場やグループでの活動において、VE活動のリーダーを務めるために必要な基礎知識をもっている人材であることを日本VE協会が認定するものです。
過去の統計を見てみると、合格率は70~80%です。
それほど難しい資格ではないです。
試験の方式はいわゆるCBT方式です。
この試験の特徴としては、受験資格が必要ということです。約2日間の講習を受講しなければならないのです。会社などで受講させてもらえないと、少し厳しいですよね。
VEリーダー認定試験の受験資格要件は、
【必要とする内容を含むVE研修(社内研修、学内での授業も含む)を受講していること】です。
必要とする内容を含むVE研修とは、以下のいずれかとなります。
①VE概論とVE実施手順に関する講義、及びVE実施手順に関するワークショップセミナー 計12時間以上
②VE概論の講義とVE実施手順に関する講義 6時間
③VE概論とVE実施手順に関する講義3時間、及びVE実施手順に関するワークショップセミナー6時間
また、もうひとつの特徴としては・・・受験料が高い!
なんと22,000円でした!ビックリ!
会社もちで受けに行けるので、受けますが・・・個人ではなかなか敷居が高いです。
この受験料の高さと2日間の教育受講が、VEリーダーを目指すうえで大きな障壁になって理うように思います。
2021年度の会社別合格者を見てみると、色んな業界の方が幅広く取得されているように感じました。
なぜ受けることになったのか?
ズバリ、会社でVE活動を行うからです。
VE活動をしていくうえで、
メンバー皆がVEを活用できる能力を持っていることが非常に重要なのです。
うちの会社ではVE活動に参加するものは、必ずVEリーダーの資格を取ること・・・というムードになってきています(笑)
勉強してみての感想
現時点でほとんど勉強できていません。
少し勉強してみた感じ、
あまり難しい・・・とは思わないのですが、引っ掛け問題と言うか、言葉尻を問うような問題が多く、勉強していてあまりトキメキません(笑)。面白い感じではないですね。
問題を解いたり、本を読んだりしていくと「あーーここは引っ掛け問題ね!」と慣れてきて、必然的に合格できる・・・そんなイメージの試験に感じました。
あと、この試験の勉強のポイントですが・・・・
本で勉強するより前に、「事前に」受験資格を得るための、VEの講習やワークショップを受けておいた方が良いです。
一度、ワークショップでVE手法を体験した方がイメージがわきやすく、学習が圧倒的に有利に感じました。
VELの勉強にはこの2冊!!
新・VEの基本 および VEリーダー認定試験問題集
この二つが定番のようです。
新・VEの基本は教科書的な使い方をします。
VEリーダー認定試験問題集で勉強してみて分からないことが有ったら、新・VEの基本を読むという形で勉強を進めていくのが良いように思います。
頑張って勉強していきます!
落ちないように、頑張って勉強していきます!!