QC検定3級を受けてきました。
QC検定受けに来た!
同じ会場でやってる試験が気になる(笑) #QC検定
ズッコケ三人組の花山デパートのモデルのお店が解体されてた。。寂しい。 pic.twitter.com/vgSdInSkp8— めたのさえた (@kougainet) 2019年3月24日
QC検定とは、
QC検定とは正式名称「品質管理検定」で、品質管理にかかわる知識
および品質管理、改善を実施するレベルの高さを証明するための試験です。
この試験、技術系の中では結構メジャーな資格です。
受験者が各回だいたい2から3万人います。
そして年に1回試験がありますから・・・・
年間約5万人ほどの受験者数です。
これって技術系の中では結構な受験者数です。
例えば、技術系の超有名資格(?)、電験三種の受験者数は毎年約6万人。
(危険物乙四の受験者は年間20万人くらいおり、こちらが本当の意味でマンモスですが・・。)僕がホームページを作成している公害防止管理者試験の受験者はだいたい年間2万5千人程度。
技術系最高峰といわれる技術士試験(二次試験)の受験者も2万から3万人くらい。
ですから、技術系の中では受験者の観点から、結構名が知れた試験なのです。
なお、QC検定は1~4級まであり、公式ホームページでの区分は以下の通りとなって
います。
1級/準1級
品質管理部門のスタッフ、技術系部門のスタッフなど企業内において品質管理全般についての知識が要求される業務にたずさわる方々2級
QC七つ道具などを使って品質に関わる問題を解決することを自らできることが求められる方々、小集団活動などでリーダー的な役割を担っており、改善活動をリードしている方々3級
QC七つ道具などの個別の手法を理解している方々、小集団活動などでメンバーとして活動をしている方々、大学生、高専生、工業高校生など4級
これから企業で働こうとする方々、人材派遣企業などに登録されている派遣社員の方々、大学生、高専生、高校生など
僕がQC検定を受けた理由
(1)自分で受けてみなきゃわからない!
僕は、経営工学部門の技術士です。生産管理を専門としています。
ですから、【一挙公開!】生産管理部門でスキルアップするために必要な資格一覧!!
という記事を書いてみました。
しかし、自分で受験したことがない資格もあるので、いまいち説得力に欠けます。
そして、他人にすすめているのに、ここに記載の資格にチャレンジしていないのも
どうかと思います(笑)。
ですから、実際にこの記事の中で記載した資格のいくらかを自分で受けてみようと
いう思いがありました。その中のスタートとして、QC検定を選定したのでした。
(2)簡単そう・・・?
僕は経営工学部門の技術士です。当然、経営工学部門の出題範囲の中には、
QC(品質)にかかわるものも多いです。
ですから、QC検定3級の問題やテキストを見たときに、
「あれ、簡単そう、ほぼ勉強しなくても合格できるかな・・・?」
という感想を持ちました。
それなら、受けちゃえ!ということで受けてみました。
(3)技術士の継続研鑽(CPD)として
技術士には継続研鑽が義務付けられています。
これを資質向上の責務といいます。
これは技術士法の中に記載されているんです。
第四十七条の二 技術士は、常に、その業務に関して有する知識及び技能の水準を向上させ、その他その資質の向上を図るよう努めなければならない。
この継続研鑽の客観的な証明のために資格試験は非常に有意義です。
僕はTOEIC(英語)のための勉強・受験についてもCPD登録しています。
【参考】
技術士CPDにTOEICの受験を登録するときに何時間分にするか? という問題
勉強をしてみての感想
勉強してみての感想ですが・・・
おもしろい!
というのが一番でしょうか。
僕は経営工学部門の技術士ですから、QC検定3級にでてくる問題の中で、ほとんど知らない単語や概念はないんです。
でも、問われ方が違うので勉強になって面白かったです。
例えば、「ヒストグラムの作り方」にきちんとした決まりがある・・ってあまり考えたことがありませんでした。こういうのは非常に勉強になり、普段の業務の中でもとても役立ちそうです。
また、QCストーリーと言う用語は知っていましたけど、その流れについてもあまり考えたことがなかったです。でも、きちっとした決まりがあるんですよね。
問題解決型 | 課題達成型 |
---|---|
テーマの選定 | |
手順の選択 | |
現状把握 | 攻め所の目標の設定 |
目標の設定 | |
要因の解析 | |
対策の検討 | 方策の立案 |
成功のシナリオの追求 | |
対策の実施 | 成功のシナリオの実施 |
効果の確認 | |
標準化と管理の定着 | |
反省と今後の対応 |
このようなQCの考え方は本当に勉強になりました。
ですから、QCや経営工学の専門家でもQC検定3級を受けてみるのは意外と勉強になるし、楽しめると思います。
勉強に使用した教材(参考書)と勉強方法
以下の2冊を使用しました!
なお、勉強期間は約2週間。ほとんど、会社の昼休みに勉強しましたので・・・勉強時間は20時間以下くらいだと思います。
短い時間でしたが、実のある勉強が出来たと思います。
試験前日に模擬テストを解いてみましたが、95%くらい出来ましたので、楽勝!!と思いながら試験を受けにいきました(笑)
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結果(本試験は思ったより難しかった)
前日の、模擬試験で「楽勝!!」と思っていました。
でも実際の試験は思ったよりも難しかったです。
問われ方が、本試験の方が難しかったと思うんですよね。上記のテキストや問題集とはギャップがあったように感じています。
ですから、本番の雰囲気を体験するためには、実際の過去問を一度解いた方がよいかもしれません(僕の場合、試験がマークシート方式だってことも試験の当日知るというありさまでした(笑))。
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なお、家に帰って自己採点したところ約9割出来ていました・・。合格は確実だと思います。でも、感覚的には「楽勝!!」という感じではなかったですね。うん。
と思っていまいたが、公式解答をつかって自己採点したところ95点と楽勝だったみたいです(笑)
QC検定3級の回答が出てたので自己採点、95点。久々に楽勝モードの試験でした。2級から受ければよかったです。#QC検定 https://t.co/RjxRitERKn pic.twitter.com/iZ8Q1c9sR6
— めたのさえた (@kougainet) 2019年3月27日
やはりどんな試験でも過去問は大事ですね。
ちゃんと解いておけばよかった。
実際に受検してみての気づきと感想の総括
- 非常に勉強になったし楽しかった。これから2級、1級と受けていきたいと思えて来ました。QC検定ファンになりそうです(笑)。
- QC検定3級の内容は技術系の仕事をしている方なら、どんな方にも絶対役立つQC(品質)の基礎を体系的に学ぶのに適していると思います。品質関係の部署以外の方でもぜひ受けてみましょう。絶対に損はしません。資格マニアの僕が、今まで受けた試験の中では、QC検定3級とITパスポートは技術系ならみんな受けておきたい、合格しておきたい試験のようない印象です。どちらも技術系ならどんな職種でも絶対役立ちます。
結果は・・・もちろん合格だったのですが・・
試験の実施機関のミスにより、合格者の受験番号検索機能がうまく動かず「落ちた」と勘違いする騒動がありました(笑)。資格マニア人生で初めての経験です。その一部始終をこちらにまとめていますので、参考にしてくださいね(QC検定の合格発表でドッキリ!? 絶対受かっていると思っていたのに・・・)
QC検定で役立ちそうな内容の記事を書いています
僕のブログでは、QC検定の勉強に役立ちそうな記事を書いています。
こちらにまとめていますので参考にしてください(QC検定対策になる記事のまとめ)。これからも内容を増やしていきたいです。