公害防止管理者等国家試験を受験し、合格した後に受験すると試験科目が免除になるお得(?)な資格試験を紹介しようと思います。
有機溶剤、特定化学物質、放射性物質、鉱物性粉じん及び金属類を取り扱う作業場についての作業環境測定は、作業環境測定士でなければ行えません。
作業環境測定士は、厚生労働大臣の指定登録機関での登録を受け、事業場における作業環境の維持管理を図り、労働者の健康保持に貢献するのが職務です。安全衛生技術試験協会より引用
ちなみに、第1種と第2種の違いは以下のとおりです。
第一種作業環境測定士
デザイン・サンプリング、分析(解析を含む。)のすべてを行うことができる
第二種作業環境測定士
デザイン・サンプリング、簡易測定器による分析業務のみができる
この作業環境測定士の試験の共通科目である【分析概論】が公害防止管理者試験(騒音・振動を除く)に合格している人は免除になるんです。
ただ、一つ注意してほしいことは認定講習は該当しないということです。
この1点だけ注意しておいてくださいね。
下に簡単に表にまとめてみました。
資格試験 | 免除科目 | 公害防止管理者合格区分 | 備考 |
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作業環境測定士 (第一種及び第二種) |
共通科目【分析概論】 | 大気1~4種、水質1~4種 ダイオキシン類 特定/一般粉じん、主任管理者 |
認定講習は該当しない |
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この他にも、免除科目のある資格をご存知でしたらメールまたは掲示板などで教えていただければ幸いです。
補足
技術士第一次試験は平成24年度までは「共通科目」免除があったのですが、平成25年度の試験から「共通科目」が、「基礎科目」に統合される形で廃止となっています。残念。。。