「エイプリルフール」なんて無くなればいいのに

今年の春は、新型コロナウイルス問題であふれています。

そのためか、相次いでいるのが、

エイプリルフールの自粛　です。

各企業がエイプリルフールを自粛していますし、特に「新型コロナウイルスに関わるエイプリルフールは絶対にやめましょう」という趣旨のコメントがSNSを中心に世界中で叫ばれているようです。

例えば、乙武さんは以下のように発言されています。

「コロナ関連のうそだけはやめにしませんか」。作家乙武洋匡さんは３１日、ツイッターに「人々をより不安にさせるうそをつくのは愉快犯」と投稿し、４月１日の慎重な対応を求めた（時事ドットコムニュースより）。

そもそもエイプリルフールって誰得なの？

そんな中、僕が思っているのは、

そもそもエイプリルフールなんていらなくない？

ということです。

エイプリルフールって誰得なのでしょうか？

エイプリルフール何なのでしょう。

そして何の、そして誰の得になるのでしょうか？

エイプリルフールとはどのような由来？

そもそも、エイプリルフールの由来には様々な説がありますが、はっきりとした起源は分からないそうです。以下に、ウィキペディアに掲載されていたエイプリルフールの起源の一部を抜粋しています。

世界中で色んな説があるのに、4月1日という日にちは一緒・・・なんだか不思議な習慣ですね。

ヨーロッパでは3月25日を新年とし、4月1日まで春の祭りを開催していたが1564年にフランスのシャルル9世が1月1日を新年とする暦を採用した。これに反発した人々が、4月1日を「嘘の新年」とし、馬鹿騒ぎをはじめた。

インドで悟りの修行は、春分から3月末まで行われていたが、すぐに迷いが生じることから、4月1日を「揶揄節」と呼んでからかったことによるとする説もある。この説によれば、インドの「揶揄節」が西洋に伝わったものがエイプリルフール、中国に伝わったものが「万愚節」になったという。

イングランドの王政復古の記念祭であるオークアップルデー(en:Oak Apple Day)に由来を求める説がある。

フランスではエイプリルフールを Poisson d’avril（4月の魚）といい、子供達が紙に書いた魚の絵を人の背中にこっそり張り付けるいたずらをする。この『4月の魚』とはサバのことを指すと言われ、ちょうどこの頃にサバがよく釣れるためこう呼ばれるとされる。

日本には大正時代に欧米のエイプリルフールが伝わったが、前述の中国の「万愚節」が江戸時代の日本に伝わり「不義理の日」と呼ばれていたという説もある。

エイプリルフールは誰得？

エイプリルフールは誰にとって得なのでしょうか？

各企業がエイプリルフールを利用して、自社のPRをしているように思われます。

エイプリルフールネタがメディアに取り上げられたり、SNSで拡散されると安く自社の宣伝ができる・・・こういった思惑があると思います。

まぁ、それなりに面白いネタも沢山あるんですよね。

以下がは、ドラクエとライザップがコラボしたエイプリルフールネタ。

チョット笑えます。

カルビーさんもこんなネタを。。。(笑)

／
かっぱえびてん発売のお知らせ📢
＼
アッツアツのえび天３本入りの【かっぱえびてん🍤】がついに発売‼️

賞味期限は30秒なので、開けたらすぐ食べてね⌛️

※通常品は油で揚げず、煎ってつくっております。#エイプリルフール #かっぱえびせん #かっぱえびてん pic.twitter.com/CKpo763Z31

— かっぱえびせん公式 (@CalbeeKappaCP) March 31, 2020

こういうのを見ていると、企業が安く知名度を上げるために利用されていると思われます。企業から見ればメリットがあるのかな・・・

個人でも、SNSで「イイネ！」を集めるために、エイプリルフールネタをやっている方もいるみたいですね。

冷静に考えて、無くなっても困らない

ただし、冷静になってほしいんです。

そもそもエイプリルフールが無くなって、困ります？

僕は全く困りません。エイプリルフールは楽しみでもありません。

むしろ、あまり良い思い出がありません。騙されて嫌な思いをすることの方が多いです。

しかも各企業さんも、エイプリルフールネタをやりすぎで逆に炎上し、イメージを悪くしてしまっているケースがあります。

そして嘘は時に社会の安全を脅かします。

ジョークのつもりでもデマや嘘は大変大きな問題を起こすことがあるのです。

以下に一例を紹介します。

火星人襲来の例を思い出した。

エイプリルフールに起こった事件ではありませんが、デマに民衆が騙されて大変なことになった有名な話としては、「火星人襲来」がありますよね。

1938年、アメリカのラジオで臨時ニュースを装って「火星人襲来」というラジオドラマを流したことがります。それにを「信じてしまった」一般市民が大混乱を起こし、アメリカがパニックになってしまいました。ジョークのつもりだったのでしょうが、こんなことで安全が脅かされることがあるんです（このジョークにどれだけの人が騙されたかについては諸説あるようです）。

しかし、エイプリルフールネタも間違ってしまうと、こんな混乱を起こしてしまうことがあるかもしれないという教訓を学べますよね。