「麒麟がくる」を見る前に知っておきたい! 本能寺の変の黒幕は「小早川隆景」だった?

今年のNHKの大河ドラマ「麒麟がくる」。主役は明智光秀ですね。

明智光秀と言えばやはり「本能寺の変」ではないでしょうか?

しかし、本能寺の変が起こった理由や黒幕については様々な説があり、それが歴史ファンの心をくすぐります。そして、毎年新たな案が出てくる感じですよね。

我が家には子どもが4人います。その内、長男(現在小学5年生)が日本史が大好きです。

特に「小早川隆景」についてはマニアと言えるほど詳しいんですよね・・・。

そんな息子がある本を読んで、興奮しています。

本能寺の変の黒幕は「小早川隆景だったという説」があるというのです。

(写真は広島県三原市にある小早川隆景像)

小早川隆景はどんな人?

小早川隆景は毛利元就の三男で、秀吉政権のなかで五大老まで上り詰めた武将です。小早川秀秋を用紙に迎えたこともよく知られています。

しかし、あまり有名ではありませんよね・・・

以下に簡単に小早川隆景の功績をまとめてみました。

  • 厳島の合戦で村上水軍を率いて、参戦し勝利。
    毛利家による、中国地方の盤石な支配の確立に貢献した。
  • 備中高松城の水攻め中に、織田信長が死去。秀吉と和睦を結び、
    中国大返しを行う秀吉を追わなかった。これにより、中国大返しが成功。
    秀吉から気に入られた。
  • 浮城とも呼ばれる名城「三原城」を築いた。
  • 後に関ヶ原の戦いで、重要な役割を担う「小早川秀秋」を養子に迎えた
  • 豊臣政権で五大老の一人に選ばれた。

小早川隆景について広く知ってもらいたいと思い、息子と一緒に以前、小早川隆景を5分で解説 -毛利家の三男、戦国時代の名脇役- という記事を書いてみました。興味がある方は是非読んでみてください。

(写真は小早川隆景の居城、三原城趾)

小早川隆景が本能寺の変の黒幕だとする本はコチラ!

息子が読んだ、本能寺の変の黒幕は小早川隆景だとする説が書かれている本が以下です。

影の宰相 小早川隆景

ネタバレになってはいけないので、詳しいことは書けませんが・・・

この本を読むと、本能寺の変の黒幕は小早川隆景としか思えない・・・と感じるぐらい説得力があります。歴史ファンの方には是非読んでいただきたいです!

この本を読むと、

  • なぜ日本史で小早川隆景がそれほど注目されていないか
  • 天下の争いの中でどれだけ重要な役割を果たしたか
  • どうして小早川隆景が豊臣秀吉など有力な人たちから高く評価されたか

などをよーーく知ることが出来ます!

本当は、言いたくて言いたくて仕方ないですが(笑)、是非、ご自分で読んでこの楽しさを味わってくださいね(笑)。今は、うちの奥さんが読んでいます!!

影の宰相小早川隆景 新説・本能寺の変 /南々社/米山俊哉
by カエレバ

この本を読んでの感想

この本を読んでみて、一番最初に感じたのは、

あれ・・・いつもの歴史本とテイストが違う。。。ということです。

それもそのはず、こういう本っていわゆる「学者」の方が書かれるケースが多いですが、この本は一般の方によって書かれています。

この本の作者は、米山 俊哉という方です。

本書に掲載されているこの方のプロフィールは以下の通りです。

広島市生まれ、修道高校、大阪大学人間科学部卒業、株式会社リクルート入社、広島市にUターン、広島大学大学院社会科学研究科マネジメント専攻博士課程前期課程修了。歴史資源を生かした地域振興に携わり、現在に至る。米作りにも挑戦中(影の宰相 小早川隆景より)。

一般の方ですよね(笑)。

本書を読んでいると分かってくるのが、小早川隆景が好きで自分で一生懸命調べたり、現地に行ってみたりして、「小早川隆景黒幕説」提唱している。。。というのがよく伝わってきます。やはり、「好き」を突き詰めている人の言い分は面白いです!

それに、この方のように趣味とか好きなことで本を出版できるなんて、本当にうらやましいと感じました。僕も好きなことをもっと突き詰めていかないと。。という感想を持ちました。小早川隆景とは関係ないですが(笑)。

うちの子どもは本当に小早川隆景が大好きで、筆者の米山さんにも負けないほどだと思います。本当に(笑)。ですから、うちの息子も「好き」を突き詰めて、米山さんのように小早川隆景の本を書いてくれたりすると面白いなぁ・・と思っています。そしてそんな話を息子にもしてみました。

この本を親子で読んで、良いコミュニケーションが出来ました!

余談ですが本書の中で、筆者が小早川隆景に興味を持ったきっかけの一つが小早川隆景の墓所がある「米山寺」だそうです。筆者の苗字と寺の名前が一緒・・・ということなのですが、そういうきっかけで好きになることだってあるんですね。

なお、この小早川隆景墓所は西日本豪雨で被害を受けて、現在復旧作業中です。

米山寺公式アカウント

復旧が望まれます。。

大河ドラマ「麒麟がくる」を見る前に読んでほしい

「小早川隆景黒幕説」が書いてある本書は、NHKの大河ドラマを見る前に読むと良いのではないかと思います。そうすると大河ドラマがまた違った目線で楽しめるかと。

大河ドラマを見られる皆さん。是非読んでみてくださいね1

影の宰相小早川隆景 新説・本能寺の変 /南々社/米山俊哉
by カエレバ

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