鉄道が趣味の方から「どうしても欲しいもの」があると相談を受けました。
その方が欲しいのは50年以上前に引退した電車の「愛称版」というパーツです。
「インターネットで検索すると○万円で売っている。」
「買い方がわからないので教えてほしい。」
という相談です。
愛称板なんてただの板だと思った!
ネットでそのパーツを見せてもらいました。
○万円といっても、興味がない僕からみたら「ただの板」。
正直、その価値は全くわかりません。
その方にとっては喉から手が出るほど欲しいらしく、
「今すぐ買いたい」とのことでした。
しかしその方は、ネットに疎いので僕に代理で購入してほしいとのこと。
それで結局、僕がメルカリで代行して購入し、その方にお渡ししました。
僕は心の中で正直、
「こんな板に○万円も使って、よかったのだろうか?」
という疑問を感じていたんです。
その方は満足してくれているのかなぁ・・・と疑問だったんです。
その方からLINEがきた!! その感想とは?
数日後その方からLINEがきました。
その内容が、以下です。
「50年以上前、○○の引退走行を○○橋で見送りました。
50数年ぶりに出会えたこと感動で胸がいっぱいです。
ありがとうございます。」
僕は、正直驚きました。
僕にとってはただの板だったのですが、その方にとってはとても思い入れが強いものだったようです。値段のことなんか気にされている様子がありません。本当に感動して、満足されているようです。そして、僕に対してもとても感謝してくださっています。
僕自身もとても感謝されたので、嬉しかったです!
モノの価値っておもしろい
ある人にとっては全く価値のないものでも、ある人にとってはとても価値があるも
の。当たり前といえば当たり前ですが、そのことを非常に強く感じました。
しかもこんなにたくさんお金を払っているのに、本当に喜んでいて、売り手にも仲
介した僕にも心から本当に感謝している様子でした。
高く売って感謝されるビジネスモデルがある!
このように「高く売っても感謝される」商品やビジネスモデルがあることを実際に
経験しました。
マスクやコンサートやスポーツの試合のチケットを高価転売している「転売ヤー」には問題があります。倫理的にも、法律的にも問題がある面がある、こうしたブラックな転売はやめるべきです。
しかし、このように、
「高く売っても、喜ばれ、感謝されるもの」
があるのも事実。
そういうものを見つけていけると、ブルーオーシャン的なマーケットで、しっかり利益を上げることができるでしょうね。
当たり前のことですが、実際に事例を経験することで非常に興味深く感じました。
僕もそういう分野を見つけていけたらいいなぁと感じます。そうすれば、安定した利益が確保できそうですもんね!