僕は2019年度の技術士二次試験、なんと記念すべき令和最初の試験を受験しました。
僕が受験したのは機械部門です。
しかも、試験制度が変更し5択の択一問題がなくなる最初の年でした。そういうわけで、初物尽くしの技術士二次試験だったとも言えます。
まずは、結果を見てみましょう!
まぁ、余裕の不合格(笑)
何ということでしょう、問題ⅢでC判定が付いています。
手ごたえがなかったとはいえ、これは情けない。。。
なお僕の試験受験記はこちら
⇒ 令和初の技術士二次試験は「SDGs」の嵐が吹いていました(受験体験記)!
問題Ⅲは専門的な技術力を知っているだけでなく問題解決のために「応用する力」が必要な問題となっています。
つまり僕には応用力、問題解決能力が全くないんでしょう・・・という情けない結果です。
技術士試験は技術士一次試験に合格した者の中から、さらに合格率が10%という超難関試験。落ちるのは仕方ないと思う。
でも、一応既に別部門の技術士である僕が、応用力を問われる問題でC判定は情けない!
でも、笑わないでやってください・・・傷つきますから。
僕がC判定だった問題Ⅲってどんな問題だったの?
まずは、僕がC判定がついた問題Ⅲがどんな問題だったのかを見てみましょう。
2019年度 機械部門 加工・生産システム・産業機械の問題Ⅲです。
知識としては、それほど難しい言葉や考え方は無いのだろうと思います。
しかし、専門的応力力や問題解決力が問われる問題となっております。
「ものづくり」の革新的な高効率化を実現するとともに、新たなビジネスモデルを創出し、これまでにない製品を生み出そう第4次産業革命を実現するための取り組みが世界中で行われている。この中で、共通して取り組まれているのは、「ものづくり」のデジタル化とIoT(Internet of Things)の有効活用である。この「ものづくり」のデジタル化に関連して、以下の問いに答えよ。
(1)「ものづくり」とは単なる製造プロセスを指すものではないことを具体的に説明せよ。さらに、その「ものづくり」の1プロセスである製造プロセスのデジタル化における課題を多面的な観点から3つ以上抽出し、分析せよ。
(2)抽出した課題のうち、お最も重要と考えるものを1つ挙げ、その課題に対する複数の解決策を示せ。
(3)デジタル化における課題に対する解決策に共通して新たに生ずるリスクを2つ以上挙げて、それの対策について述べよ。
問題ⅢがC評価の敗因は??
僕は今までに、第4次産業革命であるIndustry4.0にかかわる記事を書いています。ですので、それらの知識を動員して、ほぼ答案用紙いっぱいに解答を書くことが出来ました。
ほぼ答案用紙いっぱいに書いていたのにも関わらず、C判定がついてしまったのです。
これはどういうことでしょう?
僕なりに以下のように反省しています。
- 出題者の出題題意と異なる解答をしてしまった。
- 応用力や問題解決力を示せていない。
- 一般論としての解答になっており「機械技術者」としての視点が抜けている。
などが考えられます。
技術士試験に合格するためには、不合格だったときはその理由を真摯に受けてとめて、PDCAサイクルを回しながら改善していく必要があります。そのために、第三者による添削を受けるため、通信講座(技術士通信講座)などを利用するのも有効な方法です。
やはり、技術士試験は独学ではなくて、
しっかりと第三者にチェックしてもらいながら学習を進めるべきですよね。
僕の合格体験談に書いている通り、
僕も経営工学部門に合格した時には、通信講座を利用しました。僕は不合格だった年、すぐに切り替えて翌年度に向けて勉強を開始したのです。
僕の場合は、通信講座を申し込んで自分を追い込みました(技術士通信講座)。
来年も受験します!
実は僕、学生時代には全く機械について学んでこなかったんです。ですから、学生時代に技術士一次試験を受けたときは「上下水道部門」で受けたんです。
そんなわけで会社に入ってから機械工学の勉強を始めました。
はずかしながら、まったく機械の知識がなかったので入社したての頃は、
スプロケットって何?ロケットの仲間?
と思っていたほどでした(笑)
ポジティブに考えるとそんな僕が、機械部門の技術士二次試験初トライでこの成績は善戦しているととらえることができるんじゃないかと思います。
技術士試験は楽な試験ではないので、
「とにかく受かるまで受ける!」 これしかないと思います。
これからも、僕が機械部門合格に向けて学習した内容の一部は技術士機械部門の勉強のページで公開していこうと思います。技術士機械部門に挑戦されるん皆さんの参考になると思いますので、見に来てくださるとうれしいです!
技術士二次試験、不合格! #技術士
また来年も頑張る!でも、Cは凹む! pic.twitter.com/HubFtyndNI— めたのさえた (@kougainet) 2019年11月1日