◆一酸化炭素(CO)
- 意識障害が生じる濃度は40%以上。
◆二酸化窒素(NO2)
- 環境基準値:一日平均で0.04ppm~0.06ppmまでのゾーンかそれ以下。
- NOよりもNO2の方が毒性強い。
- 年平均値は昭和62年以降ほぼ横ばい。
- 下部気道へ入り細末気管支や肺胞に悪影響を与える。
- 燃焼温度が高くなればNO2→NOへの変化する割合が高くなる。
- 排出量は①ボイラー②ディーゼル③窯業製品製造炉の順に多い(業種別では電気業、窯業・土石製品製造業の順に多い)。
- オゾンの生体影響と類似している。
◆光化学オキシダント
- 注意報:1時間において0.12ppm以上でその状態が継続すると認められる時。
- 警報:1時間において0.4ppm以上でその状態が継続すると認められる時。
- 目やのどを刺激する。呼吸器への影響。
- 主成分はオゾンで強い酸化力を持つ。
- 発生にはヒドロキシルラジカルが重要な役割を果たしている。
- 発生には炭化水素が大きな役割を果たしている。
◆二酸化硫黄(SO2)
- 上部気道への影響が大きいが、微粒子が存在すると肺胞まで達する。
- 環境基準項目として採用されている。
- 肝臓で解毒され硫酸塩となり、尿中に排出される。
- 鹿児島以外ではほぼ100%の環境基準達成率。
- 硫黄酸化物の内訳①電気業②鉄鋼業③化学工業の順に多い。(施設別ではボイラー、ディーゼルの順)
- 環境基準は1時間値の1日平均が0.04ppm以下であり、かつ1時間値が0.1ppm以下であることである。