大気境界層の概念
高度1-2kmの低層大気は地表面の熱的影響、力学的影響を直接受ける部分で、大気境界層と呼ばれている。最も単純なのは平たん地上に形成される境界層で、大別して混合層、安定層、中立境界層がある。太字下線の部分を覚えておくとともに、下の図を暗記しておくことが必須である。
この部分は試験で頻出なので覚えておきましょう!!
コンスタントフラックス層にも要注意です。
大気境界層の詳細
(1)混合層の頻出ポイント
・混合層の厚さは明け方から成長し、午後になると成長が次第に遅くなる。
・午後3時くらいで厚みが最大になり、成長が止まる。
・混合層の上端では熱対流細胞(セル)が相対的に熱い上空の安定な大気に
突っ込んでおり、温度の逆転が発生する。
・温度逆転層は、上方の煙の拡散を停止させるので、ちょうど「ふた(リッド)」の
ような働きをする。
(2)中立層(強制対流層)の頻出ポイント
・風の強い時や曇天で日射の無い場合に形成される。
(3)安定層(温度逆転層)の頻出ポイント
下記の表の内容がよく出題される。