ホリエモンこと堀江貴文さんが手がけるロケットが打ち上げに失敗したというニュースが入ってきましたね。とっても残念です。以下が失敗した時の動画です。
こんなニュースの中ですが、僕はとても感動したことがありました。
それは、このツイートを見たときです!
MOMO2から回収できた航法ジャイロやラズパイ.打ち上げから3分くらいまでは頑張ってデータを送ってくれており感謝 pic.twitter.com/0K4eeFyDQF
— 超電磁P (@chodenzi) 2018年6月30日
ロ、ロケットにラズパイを使っている!?
す、すごい!
これはすごいよ!
技術者として、胸が熱くなるよ!!
僕はツイートを見て非常にテンションが上がったのです。
その理由をつづってみます。
そもそもラズパイって何なの?
Raspberry Pi(通称:ラズパイ)とは何なのでしょうか?
僕もそれほど詳しくなはいのですが、ざっくりいうと「めっちゃ安いコンピューター」です。どれほど安いかというと、5ドルからのモデルがあるほど。超安いコンピュータです。
僕はコンピューターにあまり詳しくないのですが、技術士仲間からラズパイについて聞いたことがあります。この方は、情報工学の専門の方ですが、ラズパイを使って、いろんなものを製作して楽しんでおられました。
ラズパイは以下のような物である、考えていただくとよいと思います。
- 一昔前のコンピューターの能力と同等だけど、最新のコンピューターと比較すると全然劣るよね・・・というレベルのコンピューター
- 非常に安いコンピューター
- 最低限の機能しかないコンピューター
- プログラミングの教育や、趣味の世界で使用される簡易コンピューター。
- 最近ではIoTの発達に伴って、ラズパイを搭載したIoT機器も出てきているとか。また、サーバーとして使用している例もある。
ラズパイの魅力についてまとめてある記事がありますので参考にしてください。
ググるといろんな記事が出てきますよ!!
え!ロケットなのに最新のコンピュータを使っていないの?
僕が驚いたのは、ロケットなのに、最新の高価なコンピューターを使用せずに、ラズパイを使用しているところです。
当然、僕は関係者ではありまっせんので、詳しいことはよくわかりません。
でも、何らかの形で、
ロケットにラズパイが使われていたのです。
能力でいうと僕が今使用しているパソコンより全然スペックが低いはずです!
そんなコンピューターがロケットに使用されている。このことに僕は非常に驚いたのです。
これって技術者の夢の塊!!
一般的に、ロケットには「性能が良いもの」「最新のもの」を使用するイメージがあると思います。
当然、ロケットを開発・製造している大企業の場合、「ラズパイをロケットに使う」という発想にはなかなかならないと思うんですよね。
でも、ベンチャー企業だから、限られた予算しかないから、このような選択もアリだったんですよね(多分)。こんな、安いコンピューターで宇宙に挑戦しようとする姿勢がかっこいいですよね!!
このツイートを見て、技術者として技術と向き合う上で、以下のことが大切だなぁ・・・と思ったのでした。
- 何かをやるとき、必ずしも最新の技術である必要はない
- 高いものが良いわけではない
- 能力が高いものが良いわけではない
- 仕様を満足させるうえで最もシンプルなものを採用することの大切さ
- コストダウンに終わりはない
- そして何より、お金がないことに言い訳をせずに、アイデアで困難を乗り越えられるような技術者になりたい!!
いろんな制約を技術で乗り越えたい
僕は技術者として時々、「もっといい設備があればこんなことが出来るのに・・・」「もっとお金があればこんな実験が出来るのに・・・」と思うことがあります。
でも、
ロケットにラズパイを搭載する技術者たちがいるのです。
僕のやりたいことなんて、設備やお金がなくても技術力と創意工夫で乗り越えられる!そんな勇気をもらいました。何かを言い訳にするんじゃなくて、今できる状況の中で、なんとか課題を乗り越えていく・・・・これが技術者として大切なんだな・・・と心を打たれました。
ホリエモンとその周りの技術者たち、すごいよ!!
これからも期待します!
僕は先日、堀江さんの著書、多動力を読んだばかりです。
その中で、堀江さんは「トライアンドエラー」の大切さを説いておられました。
きっと、堀江さんはロケットにラズパイを使えるようなかっこいい技術者と一緒に「トライアンドエラー」をしながら、そして「PDCAサイクル」を回しながら・・・かならず近い将来ロケットの打ち上げを成功させるのではないかと思います。
これから、ホリエモンの宇宙事業がどのような形になっていくのか・・・非常に楽しみです!
僕は一人の技術者として、楽しみで楽しみで仕方がないです。
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