以前「ビジネスキャリア検定 生産管理BASIC級を申し込んでみました!」の記事で宣言したようにビジネス・キャリア検定 生産管理BASIC級を受けることにしました。
BASIC級は、生産管理の勉強を始めたばかりの方を想定した試験です。
生産管理職に就きたい学生さんや、配属されたばかりの若手社員向けの資格という位置づけです。
ですから生産管理を専門としてきた技術士である私として、
- 絶対に落ちる訳にはいかない
- 高得点で合格しないと恥ずかしい
というプレッシャーがあります。
年末年始に勉強をスタートしてみました。その結果から、「こうやったら勉強の効率が良さそう」とか「勉強するときの注意点」が分かってきましたので、記事にしてみたいと思います。
生産管理BASIC級を受けるので、ちょっとずつ勉強してます。だいたい、ポイントがつかめてきました。勉強方法などをまとめておこうと思います。#生産管理 pic.twitter.com/uDfz2jzyrn
— めたのさえた 技術士(経営工学、機械) (@kougainet) January 3, 2024
お勧めの勉強方法の流れ
こうやれば高得点が狙えるだろうというポイントが分かってきました。
以下のやり方で、勉強してみてください。
- 生産管理の基礎知識の本を読む
一通り読むのに1日もかからないと思います。 - 過去問を解いてみる
過去問はビジネスキャリア検定のホームページでダウンロードできます
令和4年度版はこちら - 過去問で分からなかったところ、不安な所を中心に、
再度、生産管理の基礎知識の本を読みます。
用語については公式本「生産管理BASIC級」で押さえておきましょう
(1)生産管理の基礎知識の本を読むとよい理由
図解入門ビジネス 生産管理の基礎知識 は生産管理BASIC級の資格対策の副読本という形になっています。本の冒頭にもあるように、この本を読むだけで、合格ライン近くまで点が取れるようになっています。
ビジネス・キャリア検定の教材としては公式本「生産管理BASIC級」があります。
この本を完璧に学べば、確実に受かることが出来るのですが・・・。
問題点があります。
- 文字が多すぎて、とっつきにくい
- 難解な表現が多くわかりにくい
このため、まずは最初に「図解入門ビジネス 生産管理の基礎知識 」を読むとよいと思います。この本だけでも合格点レベルにもっていける学習ができるはずです。
- 図解入門ビジネス 生産管理の基礎知識(amazonへ)
- 図解入門ビジネス 生産管理の基礎知識(楽天へ)
(2)過去問を解くとよい理由
図解入門ビジネス 生産管理の基礎知識を読んだ後は、早速、過去問に挑戦してみましょう。
なぜ、過去問が良いのでしょうか?
- 図解入門ビジネス 生産管理の基礎知識を読んだら合格点近く取れるようになっているはずなので、力試しのために解いてみると、現在の実力値が把握できる。
- この段階で8割以上の点が取れれば、最悪、それ以上勉強しなくても受かる可能性が高い(合格点が約7割なので)
- 弱点が浮き彫りになる
- 引っ掛け問題や語彙問題のパターンが理解できる
ビジネスキャリア検定で出題される内容として意外と多いのが、①引っ掛け問題と②語彙問題です。
よく読んだら、正解できるはずなのに引っかかってしまうような問題が多く、イメージとしては運転免許の試験のような感じの問題の出題が多いです。
また、語彙問題は公式本に載っている定義をきちんと押さえていないと解けない問題が出題されることが多いです(だいたいこんな感じ・・・というあいまいな理解ではミスしてしまいます)。
例えば、令和2年の問題(問10)で、
工程管理の管理の主要な目的は
「納期の遵守と生産期間の短縮」および「仕掛品の削減」
という記述があります。
確かに、それもありかなーーー、と思って”〇”にしてしまいそうですよね。
しかし、公式本「生産管理BASIC級」には、工程管理の目的として、
「納期の遵守と生産期間の短縮」および「必要な生産数の確保」
が挙げられており、この問題は”×”が正解なのです。
公式本「生産管理BASIC級」の語彙をきちんと記載されているように理解しておかないと、正しい答えに辿り着くことが出来ない。そんな問題が多いです。
他にもこんなややこしいものも。
【標準原価】は、標準の操業度において標準の方法に対して、標準の能率と【原価標準】を適用して算出される原価。。。
ビジネスキャリア検定では、原価標準や標準原価などの紛らわしい用語を確実に抑えておかないと解けない問題が出ます。本当に紛らわしい。https://t.co/NgHJXCEMtH#生産管理
— めたのさえた 技術士(経営工学、機械) (@kougainet) January 4, 2024
過去問を数年分解いていれば、このパターンを理解でき、対策がやりやすいと思います!!
やはり過去問は重要です。
(3)不安点や分からない所は「公式本を活用」がよい理由
図解入門ビジネス 生産管理の基礎知識は出題範囲を完全に網羅できていないのに対して、
公式本「生産管理BASIC級」は出題範囲を完全に網羅しています!!
やはり、公式本は手元にあった方が良いと言えます。
特に「公式本に載ってある言葉の使い方」「語句の意味」などを理解しておかないと、前に書いた「語彙問題」に対応することが出来ません。
『原価管理』には、原価統制とか、原価企画とか・・・色んな言葉が出てきて分かりにくい。
言葉の意味とつながりが分かるようにまとめてみました。 #生産管理 #原価管理https://t.co/6unK8pSUro pic.twitter.com/4EAZ2kcFXQ— めたのさえた 技術士(経営工学、機械) (@kougainet) January 4, 2024
不安点や分からないところ(特に用語)は公式本の定義をよーーーくおさえておいた方が良いと思います。 ただ、「合格すればいい」というだけであれば、必要ないかも知れませんが・・・。個人的には公式本を持っておくことをお勧めします。
- 生産管理BASIC級(amazonへ)
- 生産管理BASIC級(楽天へ)
まとめ
試験対策は以下の順番におこなってみましょう。
- 生産管理の基礎知識の本を読む
一通り読むのに1日もかからないと思います。 - 過去問を解いてみる
過去問はビジネスキャリア検定のホームページでダウンロードできます
令和4年度版はこちら - 過去問で分からなかったところ、不安な所を中心に、
再度、生産管理の基礎知識の本を読みます。
用語については公式本「生産管理BASIC級」で押さえておきましょう
あまり恐れる必要はありません
とはいえ、あまり恐れる必要はありません。
- 正誤を問われる問題にいであること
- 合格点が7割であること
を踏まえると、余程の事がない限り合格は出来ると思います。
気楽に勉強しましょう。ただし、試験の内容は重要なもの、深いものが多く、しっかり勉強すれば、皆さんのキャリアにとって役に立つと思います!!