大規模大気特論 正規型プルーム拡散式の適用可能条件について

 有風時の拡散式「プルーム式」
 無風時の拡散式「パフ式」

は、大規模大気特論の中であまりにも有名です。

それぞれの式を導いたり、暗記したりする必要はありませんが、
適用条件や式の雰囲気を覚えておきましょう。
(雰囲気というのはQは分子で、uは分母で・・・くらいは覚えたほうがいいと思います。)

今回は簡単に、

正規型プルーム式拡散式の適用可能条件についてまとめておきます。

(1)発生源の放出強度は時間的に変化しない
(2)濃度計算の対象となる物質は空気と同じように動く
(3)風向は時間的にも空間的にも変化しない
(4)地面はは平たんである
(5)風速はあまり小さくない
(6)拡散係数は時間的にも空間的にも変化しない

これを覚えていると、平成21年度の問5のような問題を簡単に解くことが出来ますね。

正規形プルーム拡散式の適用可能条件として,誤っているものはどれか

(1)発生源の放出強度は時間的に変化しない。
(2)濃度計算の対象となる物質は,空気と同じように動く。
(3)地面が平坦である。
(4)風速が小さい。
(5)風向は時間的,空間的に変化しない。
(大規模大気特論 H21年度 問5)

答えは(4)です。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク