平成30年度に公害防止管理者等国家試験は受験料がアップし、令和元年度の試験で2年目を迎えました。
詳しくは『公害防止管理者等国家試験の受験手数料がアップ! 』の記事を読んでいただけるとわかるのですが、最近の受験申込者数の動向を踏まえて、平成30年度(2018年度)受験料が値上がりました。
大気1種や水質1種などは6,800円だったものが、8,700円へ値上がり。
大気2種や水質2種などは6,400円だったものが、8,200円へ値上がりしました。
これに伴って、平成30年度の受験申込者数は25,987人で前年に比べると1,810人減ってしまっています。
詳しくは『平成30年度受験手数料がアップした公害防止管理者等国家試験の受験申込者数はどうなった?増えた?それとも減った?受験手数料値上げの効果は??』をご覧ください。
受験料が値上がりして2年目を迎えた公害防止管理者試験ですが、受験者数はどのように変化したのでしょうか?
値上がり前の水準まで戻ったのか?それとも、さらに減ったしまったのか?
令和元年度の試験の概要から、詳しく調べてみました。
令和元年度の受験申込者数を調べた結果
令和元年度の受験者申込数が実際に何人だったのかを調べてみました。
受験申込者数は26,642人で前年に比べると655人増えています。
最近、減少する傾向だった公害防止管理者試験の受験者がまさかの増加です。
昨年は、受験料がアップしてすぐの年だったので、受験者数が大幅に減っただけっだったのかもしれません。
増加したとはいえ、受験料がアップする直前の平成29年度と比較すると、1,155人減っているので、まだ値上がり以前の水準には戻っていません。
年過去7年間(平成25年度~令和元年度)のデータを比較してみました。
受験料が値上がりしなくても、前年度より1000人近く受験者が減った年もあるので、令和元年度は例年並みの減少ぐらいなのではないでしょうか。
昨年度より受験者数が増えたので、手数料の収益はアップ
平成30年度は、受験申込者数が1,810人も減ってしまいましたが、受験料が値上がりしたおかげで、受験手数料の総額は2億円を超えています。
前年度に比べ3600万円ほどアップしました。
では、令和元年度の手数料の収益はいくらになったのでしょうか?
結果を下の表にまとめてみました。
平成30年度よりも受験者数が増えたので、収益も昨年度より560万円も増えました。
令和元年度も2億円超えです!
統計をとった中で一番収益が高かった平成25年度よりも1800万円もアップしました。
昨年、6年前の水準に戻すことに成功した受験手数料の収益を、令和元年度も維持することが出来ています!
結論
受験料をアップすることで、平成30年度に受験手数料の総額を5年前の水準に戻すことに成功しました。
令和元年度は、さらに受験申込者数もアップし、受験手数料の総額もアップしています。
また、来年度以降の変化がどうなるか気になるところです。