水質概論 水質概論の小テスト【5問】

公害防止管理者試験 水質概論 小テスト

水質概論についての知識が深まったところで、小テストにチャレンジしてみましょう。実力を確かめてみましょう。全部で5問です。4点は必ず取ってください。簡単な問題ばかりです。

問1 水質汚濁の現状に関する記述として、正しいものはどれか。
(1) ヒ素の環境基準を超える地点はない。
(2) 海域におけるCODの環境基準達成率(達成水域数/あてはめ水域)は、ほぼ100%である。
(3) 湖沼におけるCODの環境基準の達成率は、海域の達成率より低い。
(4) 地下水の硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の環境基準超過の割合(超過数/調査数)は、他の基準項目よりも著しく小さい。
(5) 調査された環境水中からは、鉛は検出されていない。

問2 有害物質の毒性に関する記述として、正しいものはどれか。
(1) 毒性の弱い物質であれば、多量摂取しても毒性は現れない。
(2) 有害物質の毒性は、一般に水溶性物質のほうが脂溶性物質より弱い。
(3) 一般に有害物質が生活環境において体内に侵入する経路は、経口的及び経皮的経路の二つである。
(4) 暴露される純金属量が同一量であっても、一時に多量暴露した場合と、少量ずつ長期間暴露した場合では毒性が異なる。
(5) 金属化合物の毒性の強さは、その金属の化学種が異なってもほとんど同じである。

問3 水質汚濁の評価に関する記述として、誤っているものはどれか。
(1) 毒性の相乗効果とは、多種類の物質が混在すると単独であるときの作用を単純に加えた以上の効果を示すことをいう。
(2) 生物指標とは、各水域の生物の種類と個体数を調べることによって、汚濁の程度を判定する方法である。
(3) 水質は、水中に存在する物質の種類とその濃度を明らかにする方法によっても評価される。
(4) 水質汚濁物質には、環境中で長時間にわたり変化しないものと、化学変化、生物化学的変化などを受けて量や濃度が増減するものがある。
(5) 環境水中のCODとして検出されるものは、陸域から供給されるものだけである。

問4 富栄養化した水域に関する記述として、誤っているものはどれか。
(1) 藻類の光合成活動が盛んになり、pHが酸性に傾く。
(2) 藻類の異常発生が原因となって、魚のへい死を招くことがある。
(3) 藻類などの放出する物質や藻類構成成分の分解物質などによって強い不快臭が発生し、利水の上で問題となることがある。
(4) 底層部では貧酸素状態になり、鉄、マンガンなどの金属イオンが溶出しやすくなる。
(5) 富栄養湖の透明度は通常4~5以下である。

問5 BOD1mg/L、毎秒10m3の流量を持つ河川にBOD500mg/Lの排水を毎秒0.1m3排出したとき、混合後の河川のBOD(mg/L)はおよそいくらか。
(1)  2   (2)  6   (3)  12   (4)  20   (5)  60

————–

解答
問1 (3)
問2 (4)
問3 (5)
問4 (1)
問5 (2)

どうでしたか??
5点→かなり調子いいですね。じっくり勉強してください。
4点→間違えたところをよく考えてください。
3点→すこし冷静になって考えてみてください。
2点以下→とりあえず水質塾を最初から読み返してください。3点は取れると思います。

————–

小テスト1の解説1

問1 水質汚濁の現状に関する記述として、正しいものはどれか。
(1) ヒ素の環境基準を超える地点はない。
(2) 海域におけるCODの環境基準達成率(達成水域数/あてはめ水域)は、ほぼ100%である。
(3) 湖沼におけるCODの環境基準の達成率は、海域の達成率より低い。
(4) 地下水の硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素の環境基準超過の割合(超過数/調査数)は、他の基準項目よりも著しく小さい。
(5) 調査された環境水中からは、鉛は検出されていない。

なぜ、この答えは(3)なのでしょう。答えは簡単です。
湖よりも海のほうが水が多いからです。水が多い方が効果希釈が働きやすいですよね。だから、環境基準を達成しやすいのは水が多い「海」なのです。結構、こういう問題多いので要チェックですよ。

問2 有害物質の毒性に関する記述として、正しいものはどれか。
(1) 毒性の弱い物質であれば、多量摂取しても毒性は現れない。
(2) 有害物質の毒性は、一般に水溶性物質のほうが脂溶性物質より弱い。
(3) 一般に有害物質が生活環境において体内に侵入する経路は、経口的及び経皮的経路の二つである。
(4) 暴露される純金属量が同一量であっても、一時に多量暴露した場合と、少量ずつ長期間暴露した場合では毒性が異なる。
(5) 金属化合物の毒性の強さは、その金属の化学種が異なってもほとんど同じである。

なぜ、この答えは、(4)なのでしょう?
考えてみてください、結構当たり前なことなのですが、健康に関する害には「急性のもの」と「慢性のもの」がありますよね。トータルで摂取した量が同じでも、摂取の時間、量などの要因が変化すれば、健康への害の形も変わってくるはずです。

問3 水質汚濁の評価に関する記述として、誤っているものはどれか。
(1) 毒性の相乗効果とは、多種類の物質が混在すると単独であるときの作用を単純に加えた以上の効果を示すことをいう。
(2) 生物指標とは、各水域の生物の種類と個体数を調べることによって、汚濁の程度を判定する方法である。
(3) 水質は、水中に存在する物質の種類とその濃度を明らかにする方法によっても評価される。
(4) 水質汚濁物質には、環境中で長時間にわたり変化しないものと、化学変化、生物化学的変化などを受けて量や濃度が増減するものがある。
(5) 環境水中のCODとして検出されるものは、陸域から供給されるものだけである。

なぜ、この答えは(5)なのでしょう?
水の中でも、光合成などによって有機物が合成され、COD(有機物の汚れの指標)として検出されることがあります。藻類だって光合成してますしね。

問4及び5は、以前の水質塾のなかから簡単に答えることが出来ます。じっくり考えてみてください。それでも分からなければ、掲示板などで質問するのもいいかもしれませんね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする