廃水処理分野で良く用いられる、MLSSという用語について説明します。
MLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)とは
MLSS(Mixed Liquor Suspended Solids)は日本語では活性汚泥浮遊物質と呼ばれます。
廃水処理で良く用いられる「活性汚泥法」では、「活性汚泥」と呼ばれる微生物群の作用により廃水を浄化します。この活性汚泥反応槽中の活性汚泥の濃度をmg/Lの単位で表記したものがMLSSです。
JISでは” 活性汚泥処理装置のばっ気槽内の汚泥混合液中の懸濁物質”と表現されています。
なお、標準活性汚泥法ではMLSSの濃度は1000~3000mg/L程度で管理されています。
一緒に覚えておくとよいBOD-MLSS汚泥負荷
活性汚泥に1日当たりどれだけのBOD負荷がかかっているかを把握することで、活性汚泥装置のメンテナンスの指標とすることがあります。
単位は kg-BOD/(kg-MLSS・d)となります。
汚水処理特論の中で問われることが多いですので、覚えておいてくださいね。