CBT形式が解禁となった4級アマチュア無線技士を受験してきました!

前回、この記事(なんだかよくわからないけど「勢い」で4級アマチュア無線技士試験を受けてみることに(笑))で報告したように、アマチュア無線技士(4級)の試験に向けて勉強を薦めておりました。実際に試験を受けてまいりました。

上記の記事で書いた通り、

  • 資格マニアなので何か資格受けたい
  • しかし、2月から中国出張になってしまった
  • 他の資格の勉強との兼ね合いから、簡単そうなアマチュア無線4級を受けてみた
  • ブログのネタにでもなればいいなぁ・・・

というノリで受けに行ったこの試験。

勉強自体も楽しかったのですが、実は僕にとって「はじめてのCBTでの受験」でした。

資格マニアと言っている割には「はじめてのCBT受験」というのは少し恥ずかしいですが・・・

また、アマチュア無線技士を含む無線技士は(2022年)の2月1日から、日本無線協会が実施する資格のうち、以下の区分についてはCBTで受験できるようになったばかりです。

  • 第二級陸上特殊無線技士
  • 第三級陸上特殊無線技士
  • 第三級アマチュア無線技士
  • 第四級アマチュア無線技士

つまり、できたてほっかほかの、アマチュア無線のCBT試験を受けることが出来たのは非常にいい経験になりました。この記事では、アマチュア無線技士に向けて勉強した内容や、CBT試験の記録や受験の感想などを書いていきたいと思います。

使用した教材は「ハムスター」のみ、主に昼休み勉強

僕は試験の2週間前から、主に会社の昼休みに勉強を始めました。

使用した教材は、「第4級ハム国試 要点マスター2022」のみです。

この本は、アマチュア無線業界では非常に有名で、愛称は「ハムスター」だそうです。

可愛い(笑)

僕は会社の昼休みに勉強する習慣がついております。

ですから、試験の2週間前から昼休みの約40~50分を活用して、試験勉強に取り組みました。

そのほかに、「人間ドックの待ち時間」「中国出張前のPCR検査の待ち時間」にまとまった時間勉強が出来ました。また、試験前日はすこし焦ってきましたので、5時間くらい勉強しました。ということで総勉強時間は15時間?程度ではないかと思います。

この「第4級ハム国試 要点マスター2022(通称:ハムスター)」の特徴は、問題集と参考書がセットになっているところ。

本の前半が「問題集」、後半が「参考書」となっています。

さらに、それぞれの問題に参考書のどこが参考になるのか、ページ数が書いてあります。この特徴が秀逸です。

  • 問題集を解いてみる
  • 分からない、間違えたときは参考書を調べる
  • それを何度も繰り返す・・・

というサイクルを繰り返すだけで、全ての問題がマスターできるようになりました。

アマチュア無線4級の問題は「基本的には過去問と同じ問題しか出ない」という特徴を持っています。この本には過去問のほぼすべてのが収録されています。

つまり、この本の中にある問題を全てマスターしてしまえば、間違いなく安定して合格できる! ということが出来ます。

結果的に、僕はこの本の中にある問題を7周くらい勉強しました。

そうするうちに、ほとんどの問題をマスターできたと思います。

意外と(?)勉強が面白かった!

僕は理系は理系なんですが、電気も無線も全くのド素人です。

電気と言えば、オームの法則とフレミング左手の法則くらいしか思い出せない・・・そんなレベルでした。

しかし、勉強していると、電気や電波の世界が垣間見れて非常に面白かったです。

電気の勉強、無線通信の勉強ができる。

そしてそのきっかけを与えてくれた、面白い資格でした。

今まで、電気の分野はとっつきにくくて避けてきました。しかし、電気関係の勉強や仕事にもチャレンジしてみようかなぁと思えるようになりました。

そういう意味だけでも、この資格を勉強してよかったなぁ・・・と思います。

CBT試験本番の体験!

僕としては、人生はじめてのCBT試験の受験なので驚いたことがたくさんあります。

体験したことをメモしておきます。

受験票が来ない!

試験を申し込んだ後、申し込み完了のメールは来るのですが、いわゆる「受験票」が送られてくることはありませんでした。試験日前日に「明日は試験ですよ」というリマインダーが来ただけです。

会場に身分証明書だけを持っていけばよかったです。

筆記用具すら不要! すごい世の中になったものです。

会場に到着

10時からの試験の予定ですが、9時過ぎに会場に到着しました。

僕が受験した会場は広島駅前のTATSUMI広島駅前ビル(旧赤心ビル)の3階にある、テストセンターでした。

エレベーターで3Fに向かいます。

僕が受験した日は、ITパスポートや英検のCBT試験もあった様子でした。

ちなみに「アマチュア無線技士」は貼り紙もしてもらえませんでした(笑)

マイナーなんでしょうね。

受付

受付で、

「何の試験を受けられますか?」

と質問されました。

「アマチュア無線です」

と言うと、名前を聞かれる前にすぐに僕の顔写真の入った申込書が出てきました。

ん、もしかしたら、今日、アマチュア無線を受けるのは僕だけ??

そのあと書類に署名を求められました。

そして、

「10時からの試験ですが、今すぐ受験することが出来ますよ。どうされますか?」

と質問されました。

そうなんだ! 試験開始時間にも融通が利くんだ!

せっかくなので「すぐに受けます」と回答。

試験の待ち時間に最終復習の勉強をしようと思っていましたが、すぐに受けることにしました。

今までの紙の試験は試験開始時刻まで絶対に試験を始めることは出来ませんでした。

このあたりからすでに、紙の試験とCBT試験の違いを見せつけられました。

そのあと以下のような流れでした。

  • 荷物一式をロッカーに預ける
  • 預け荷物のスマホの電源は切らされる
  • ポケットの中には何も入れない
  • ロッカーのカギ、受験票(IDとパスワードが書いてある)、メモ用のボールペン、A4の紙1枚を渡される
  • 会場はコロナ対策のため窓を開けていますので、外の音がうるさかったらヘッドホンをつけてくださいね と説明を受ける
  • また、試験が終わったら「試験結果の印刷ボタンを押してくださいね」と指示を受ける
  • 試験を受けるパソコンの前に案内される
  • IDとパスワードを入力すると試験スタート

受験のチュートリアルを見られる

試験開始前に試験の受け方(チュートリアル)を試してみることが出来ます。

1+1= という簡単な問題で、パソコンの使い方や解答の仕方を練習することが出来ます。

そして、いざ! 試験のスタートです。

試験中の様子

試験の問題は、以下の順番で出題されました。

  • 無線法規 12問
  • 無線技術 12問

全ての問題が「第4級ハム国試 要点マスター2022(通称:ハムスター)」で見たことがある問題なので楽に解くことが出来ました。1問だけ、計算問題が出ましたので、配布されたボールペンと紙を使って計算問題を解きました。

内容はめちゃめちゃ簡単でしたので、

  • 回答:5分
  • 見直し:3分

くらいで終わったイメージです。

試験終了ボタンと結果印刷ボタンを押して試験が終了です。

なお、試験終了ボタンを押した時点で、試験の点数が出ます。

120点! でした。

アマチュア無線4級は120点満点なので、満点ということです!

やった合格だ!

受付でもらったレポートがコチラ・・・あれ、合否が分からない?

試験後に受付でもらったレポートがコチラです。

ん? 以下のことが疑問ではてなマークが出ました。

  • CBTだから合否がすぐ出るのかと思ったら、合否は1か月以内にメール連絡なのね。
  • 法規と技術の点数の配分が分からない・・・

CBTだから合否判定をその場ですることは簡単と思うのですが、出してくれないのですね。そして、法規と技術の点数の配分が分からないのも嫌だなぁ・・・と思います。

というのもアマチュア無線の合格基準は、

法規:8問/12問 (各5点で40点/60点)
技術:8問/12問 (各5点で40点/60点)

となっております。

合計点だけ出されても、

例えば「90点」という成績の場合、法規と技術の得点によっては落ちてしまっているかもという不安が残ります。

せっかくのCBT試験なのだから、受けてすぐにスッキリしたい!

合否もしくは点数配分を試験レポートに書いてもらいたいです!

(僕は満点なので合格間違いなしなのですが・・・今後の人たちのためにも)

試験後にマイページを見てみると・・・

試験後にCBTのマイページを見てみると、画面が以下のように更新されていました!

試験を受けていた時間は合計で9分だったんですね。

9日後に正式な合格通知が送られてきた!

そして、9日後に正式な合格通知がメールで送られてきました。

こういうメールが送られてきます。

指定されたURLにIDとパスワードを入力します。

そうすると以下のような正式な合格証がPDFでダウンロードできます!

やったね! 正式に合格通知がもらえました。

受験してから9日後に正式な結果が来るのは、早く嬉しい!

(欲を言えば当日わかるようにしてほしいですが・・・)

免許証の交付申し込み

僕が出張中のため、うちの奥さんが免許の申請をしてくれました。

その手続きの内容や、かかった費用等を奥さんのブログの中でまとめてくれました。

海外出張中の旦那に代わり、第四級アマチュア無線技士の免許申請をしました!

収入印紙 1,750円。

返信用封筒(簡易書留)切手代 404円

提出封筒(簡易書留)切手代 440円

住民票の写し 200円

我が家は合計 2,794円かかりました。

奥さんのブログより

そして免許証が到着!

そして約2週間後、免許証が到着しました。

アマチュア無線の免許証ってめちゃめちゃかっこいいですね!

いままでゲットしたもののなかで一番かっこいいかもしれません。

僕が不在の期間、申請をやってくれた奥さんに感謝です。

人生初のCBT試験楽しませてもらいました!

人生初のCBT試験、非常に楽しませてもらいました。

そして、電気や電波通信に興味がわくきっかけをもらいました。

せっかくなので、この勢いで電気工事士の勉強に挑戦してみようかと思っています。中国での28日(4週間)隔離期間中はとても暇なので、暇つぶしを兼ねて(笑)。

SATさんの教材と、別に購入した電気工事士の教材を利用して、中国での隔離期間中に電気の基礎知識を身に着けたい! そして電気工事士に受かりたい などと思っております。

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